HITACHI/Lo-D IA-1200
¥98,000(1970年代前半頃)
解説
徹底的に歪の除去を図ったプリメインアンプ。
低雑音、高品質トランジスタを採用することで高いS/N比を得ています。
メインアンプ部には30Wx4チャンネルのアンプを搭載しており、チャンネルセレクターによってパワーの切換えが可能です。また、別売のマルチチャンネル用ディバイドユニットを組み込むことで、コンパクトなマルチアンプとしても使用できます。
また、フルレンジ接続時はブリッジ型の出力回路となり大出力が得られます。
スピーカーへの過大入力を防ぐため、パワーリミット回路を搭載しています。
この回路はスピーカーの許容入力にあわせてセットできます。
3段直結イコライザー回路を採用しています。
ディフィートスイッチ付きのトーンコントロールを搭載しています。
ローカット、ハイカットフィルターを搭載しています。
基板には絶縁性に優れたエポキシ樹脂基板を採用しています。
専用のアンプを備えたローインピーダンスヘッドホン端子を搭載しています。
プリアンプ部とメインアンプ部の別動作が可能です。
機種の定格
| 型式 | インテグレーテッドアンプ | ||||
| 回路方式 | 準コンプリメンタリーSEPP OTL回路 | ||||
| <メインアンプ部> | |||||
| 連続出力 | 120W(8Ω) 30Wx4、60Wx2、30W-60W-30W(切換式) |
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| ミュージックパワー(IHF) | 200W | ||||
| 全高調波歪率(THD) | 0.7%以下(定格出力時) 0.5%以下(0.5W出力時) |
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| 周波数特性 | 20Hz~50kHz +0 -1dB | ||||
| SN比 | 100dB以上 | ||||
| ダンピングファクター | 40(8Ω) | ||||
| 入力感度/インピーダンス | 1V(定格出力時)/50kΩ | ||||
| <プリアンプ部> | |||||
| 出力レベル | 3V | ||||
| 出力インピーダンス | 10kΩ | ||||
| 入力感度/インピーダンス | Phono1:1.5mV/50kΩ Phono2:5mV/50kΩ Tape head:1.5mV/100kΩ以上(1kHz)、300kΩ以上(3kHz) Mic:1.5mV/10kΩ Tuner、Aux:150mV/100kΩ レベルセットにて50~500mVに調整可能 Tape Monitor:300mV±2dB |
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| 出力レベル | 基準入力レベル時:1V以上/100kΩ以下 最大時:3V以上/100kΩ以下 Rec out:200mV±2dB/10kΩ以下 DIN out:50mV±2dB/10kΩ以下 |
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| S/N(IHF) | Phono1、2:90dB Aux、Tuner:80dB Tape head、Mic:80dB |
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| トーンコントロール | Bass:±12dB(100Hz) Treble:±12dB(10kHz) |
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| フィルター | High:10kHz、-8dB Low:30Hz、-8dB 3D:150Hz、18dB/oct |
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| <その他> | |||||
| 使用半導体 |
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| 電源電圧 | AC100V/117V、50Hz/60Hz | ||||
| 消費電力 | 60VA(無信号時) 400VA(定格出力時) |
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| 外形寸法 | 幅420x高さ140x奥行き320mm | ||||
| 重量 | 12kg | ||||