
Lo-D HCC-50
¥63,000(1979年頃)
解説
ミニコンポーネントシステムであるジュエルシリーズのチューナー内蔵コントロールアンプ。
音質と操作性の両立を追求し、操作部分が多く、互いに小信号を扱うチューナーとコントロールアンプ部を一体化する事で音質への悪影響を最小限に抑えながら操作性の向上を図っています。
チューナー部にはデジタル表示を採用しています。
FMは3連、AMは2連構成となっており、大型蛍光表示管による周波数のデジタル表示によって視認性に優れた選局が可能となっています。
また、LEDを用いたジャストチューンインジケーターを採用しており、電波の同調が確実に捕らえられるようにしています。
LEDによる5連シグナルインジケーターを搭載しています。
コントロールアンプ部のイコライザー回路は初段差動定電流駆動型のIC構成となっています。
また、トーンコントロール回路もイコライザー回路と同様に初段差動定電流駆動型となっており、両回路をIC化する事で高S/Nと低歪率特性を得ています。
大型電源トランスを採用しています。
リードリレーによる電源ミューティング回路を採用しており、電源ON-OFF時に発生する不快なノイズを排除しています。
トーンディフィートスイッチを装備しています。
ラウドネス機能を装備しています。
ヘッドホンアンプを内蔵しています。
機種の定格
型式 | チューナー内蔵プリアンプ |
<FMチューナー部> | |
実用感度 | 2.4μV(IHF) 12.9dBf(新IHF) |
全高調波歪率 | mono:0.1% stereo:0.4% |
S/N比 | mono:72dB stereo:68dB |
ステレオセパレーション | 45dB(1kHz) |
アンテナ端子 | 300Ω、75Ω |
<FMチューナー部> | |
実用感度 | 500μV/m |
選択度 | 32dB |
S/N比 | 40dB |
<コントロールアンプ部> | |
入力感度/インピーダンス | Phono:2.7mV/45kΩ Tape:150mV/70kΩ |
出力レベル | Tape out:150mV Output:1V |
S/N比(IHF-Aネットワーク) | Phono:75dB Tape:90dB |
トーンコントロール | Bass:±9dB(100Hz) Treble:±9dB(10kHz) |
<総合> | |
付属機能 | トーンディフィートスイッチ FMミュート/モード切換スイッチ ラウドネススイッチ LEDシグナルストレングスインジケーター LEDジャストチューンインジケーター ステレオインジケーター ヘッドホンアンプ |
消費電力 | 8W(電気用品取締法) |
外形寸法 | 幅112x高さ182x奥行171mm |
重量 | 2.7kg |