
KRELL KSP-7B
¥500,000(1992年発売)
解説
リファレンスシリーズの内容を継承しつつ価格の低減とステレオ機化を行ったステレオプリアンプ。
フラットアンプ部にプラス側用とマイナス側用の2つのアンプを備えた完全バランス伝送を採用しています。
これにより伝送系のみをバランス化したアンプに比べて歪低減の能力も高くなり、さらなる高音質化を実現しています。
また、フラットアンプはゲインの2段切替が可能となっています。
イコライザーアンプ部は基板上のスイッチ切替によってMMとMCの両方に対応しています。さらにMC型に対しては10段階のインピーダンス切替が可能となっています。
イコライザー回路の素子には厳選に厳選を重ねた高精度素子を採用しています。
スイッチによるアブソリュートフェイズの0/180度切替が可能です。
出力端子はキャノン端子によるバランス出力とピン端子によるアンバランス出力を搭載しています。
電源部は別筐体設計となっており、電源回路からの悪影響を排除しています。
電源内部は完全にL/Rを独立させたモノラル設計となっています。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
入力端子/インピーダンス | Phono:5Ω、10Ω、25Ω、47Ω、100Ω、247Ω、470Ω、810Ω、1kΩ、47kΩ CD、Tuner、Aux、Tape:10kΩ |
出力端子/インピーダンス | Pre out:10Ω Tape out:10Ω |
全高調波歪率 | Phono:0.05%以下 Line:0.005%以下 |
周波数特性 | 5Hz~100kHz ±1dB以内 |
S/N比 | Phono MM:78dB Aux:100dB |
ゲイン | Phono MC:60dB Phono MM:40dB Line:6.8dB/12.8dB 切替式 |
電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 50W |
外形寸法 | 本体:幅467x高さ52x奥行335mm 電源部:幅190x高さ58x奥行200mm |
重量 | 本体:約7.8kg 電源部:約3.5kg |