KRELL KSA-80B
¥800,000(1989年発売)
解説
ピュアAクラス設計のステレオパワーアンプ。
回路構成にはピュアAクラス回路を採用しています。
また、KSA-80では達成されていなかった完全バランス方式を採用しており、増幅回路のプラス側とマイナス側用を独立させた構成によって優れた音質を獲得しています。
出力段には片チャンネル当たり12パラレルプッシュプル構成を採用しており、大容量電源部と組み合わせることで優れた低負荷駆動能力を実現しています。
KSA-80Bの姉妹機としてモノラルパワーアンプKMA-160(2台1組、¥1,600,000)がありました。
一般的にモノラル化は表示パワーの点で有利なBTL接続が多いですが、KMA-160ではKSA-80Bをパラレル接続し、供給電圧を1.4倍とした設計となっています。このためBTL接続ほど大きな表示パワーにはならず、出力は160Wですが、低負荷に対して強さを発揮します。
機種の定格
| 型式 | ステレオパワーアンプ |
| 定格出力 | 80W+80W(8Ω) 160W+160W(4Ω) 320W+320W(2Ω) |
| 入力感度/インピーダンス | 0.775V/48kΩ |
| 全高調波歪率 | 0.03%以下(20Hz~20kHz、定格出力) |
| 周波数特性 | 5Hz~100kHz +0 -1dB(定格出力時) |
| S/N比 | 100dB以上 |
| ダンピングファクター | 300以上 |
| 電源 | AC100V、50Hz/60Hz |
| 消費電力 | 400W |
| 外形寸法 | 幅585x高さ225x奥行538mm |
| 重量 | 37kg |