オーディオの足跡

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Klipschornの画像
 解説 

1950年代に開発され、以後約50年に渡って作り続けられてきたスピーカーシステム。2005年にヤマハが代理店として日本での販売が再開されました。

スピーカー構造は全ての帯域にホーン型を利用したオールホーンタイプとなっています。
充分な低域再現を目指すとホーンが巨大なサイズになるという問題点を解決するため、理想的な長さのホーンを折りたたんでエンクロージャーに収めており、実用的なサイズでホーン方式のメリットを引き出しています。

エンクロージャーは下部には38cm(15inch)口径ウーファーを搭載しており、トップハウジング部にはコンプレッションドライバー+ホーンのミッドレンジとトゥイーターを搭載しています。
いずれのユニットもホーン方式との相乗効果により、自然な再現性を獲得しています。

ウーファー部のホーンには、1940年代にクリプシュ社の創立者ポール・W・クリプシュが考案した独自のフォールデッドホーン(折り曲げホーン)を採用しており、断面積が次第に大きくなる公式に基づいて設計されたエクスポーネンシャルホーンをエンクロージャーに折りたたんで収納した構造となっています。
このホーンは、スピーカーをリスニングルームのコーナーに設置することで、コーナー部分をホーンの延長部として利用しており、壁面と床面の3面の鏡のように使うことで、音波を反射させてホーンの実効長を倍増し、オルガンの最低音や急峻な音波波形を再現するために必要な空気量を確保しています。

エンクロージャーには5種類の表面仕上げがあります。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・オールホーン方式・フロア型
使用ユニット 低域用:ホーン型
中域用:ホーン型
高域用:ホーン型
周波数特性 33Hz~17kHz ±3dB
インピーダンス
最大入力 100W
出力音圧レベル 104dB/2.83V/m
クロスオーバー周波数 450Hz、4.5kHz
外形寸法 幅794x高さ1324x奥行724mm
重量 75.8kg