 
		- KEF RDM-2
- ¥85,000(1台、1996年頃) 
解説
KEFが永年磨き上げたモニタースピーカー技術と最新UNI-Qテkノロジーを融合したRDMシリーズの小型スピーカーシステム。
            
            RDM-2では防磁シールドが施されており、ブラウン管などへの悪影響を抑えています。
            
            ユニットには第4世代のUNI-Qドライバーである16cm同軸型ユニットを搭載しています。
            このユニットは16cmコーン型ワイドレンジ・ウーファーと、ピュアシルク材を用いた2.5cmソフトドーム型トゥイーターによる同軸構造となっており、位相特性に優れた音像定位を実現しています。
            第4世代のUNI-Qドライバーでは特にモニタースピーカー仕様に耐えうるパワーハンドリングと低域のタイトさを実現するため、ボイスコイルをロング・スルータイプとしています。これはボイス・コイルを従来より長めに設定することで大入力によるロングストロークの大きなアクションにも十分なリニアリティを与え、力強い低域をダイナミックに再現することを目標に設計されたものです。
            さらに、口径の大きなトゥイーターを採用したメリットを活かし、クロスオーバーを2.1kHzまで下げることで低域再生に有効なチューニングを行っています。
            また、ウーファーの振動がトゥイーターのラジエーションに与える影響にも配慮がされています。
            
            ネットワーク部はクロスオーバーポイントでの位相変動や各帯域へのモジュレーションの問題を追及した設計がされています。また、大入力時の磁器飽和による非直線歪を追放するために空芯コイルを採用するとともに、振動対策を充分に検討したポリプロピレン・コンデンサーを採用しています。
            
            エンクロージャーは十分な厚みを持たせたウッドパネルを左右に配置しており、全体の剛性を確保しつつRDMシリーズのデザインとしています。
            さらに、本体にはスピーカーの素材として研究された特殊素材を採用し、内部には音響特性と強度のチューニングのために楽器のトップボードの補強に使われるプレイシング構造を採用しており、不要な振動や共振を排除しています。
            その他にも、内部には独自の振動吸収材を採用するとともに、バスレフダクトの振動防止にフォームを敷き詰めるなどの対策が施されています。
            
            入力端子にはバナナプラグに対応した金メッキスピーカー端子を搭載しています。
            また、バイワイヤリング接続にも対応しています。
			
機種の定格
| 方式 | 2ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型・防磁設計 | 
| 使用ユニット | 全帯域用:16cm同軸型(16cmコーン+2.5cmドーム) | 
| 周波数特性 | 70Hz~20kHz ±3dB | 
| インピーダンス | 6Ω | 
| 出力音圧レベル | 90dB(2.83V/1m) | 
| 最大出力 | 112dB | 
| パワーハンドリング | 175W | 
| クロスオーバー周波数 | 2.1kHz | 
| エンクロージャー容積 | 11.5リットル | 
| 外形寸法 | 幅230x高さ330x奥行260mm | 
| 重量 | 8.0kg | 
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