
KEF Q65
¥109,000(1台、1996年頃)
解説
第4世代のUNI-Qドライバーを採用したトールボーイ型スピーカーシステム。
低域にはKEFが新たに開発した楕円コーン型ウーファーであるレーストラック・バス・ユニットを搭載しています。
このユニットはセンターキャップに放熱板が付加されています。
中高域にはKEF独自の同軸型ユニットである16cmUNI-Qドライバーを搭載しています。
UNI-Qドライバーは16cmポリプロピレンコーン型ウーファーと1.9cmソフトドームトゥイーターで構成されています。
このトゥイーター部にはフェライトの10倍の磁力を持つネオジウム・アイアン・ボロンとパワーハンドリングを強化した特殊冷却材フェロフルイドを採用しており、トゥイーター部の超小型化と高性能化を実現しています。これによって振動軸方向のトゥイーター位置の微調整が可能となり、クロスオーバーポイントにおける2つのユニットの位相を完全に位置させています。
また、今回のユニットでは最新のリファレンスシリーズによって開発されたUNI-Q技術を生かした第4世代の最新バージョンが採用されており、ハーフ・クリアの振動板素材やトゥイーターのピュアシルク材の採用などによって、低音域から高音域にかけての音のつながりをさらに改善しています。
完全防磁シールド設計となっており、ブラウン管などへの悪影響がありません。
ネットワーク部はコンピューター音響解析によって設計されています。
エンクロージャーのバスレフポートには幾何学的フォルムが採用されています。
また、外観はローズウッドの突き板仕上げが施されています。
バイワイヤリングやバイアンプ駆動に対応したスピーカーターミナルを採用しています。
設置用のスパイクが付属しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:楕円コーン型 中高域用:16cm同軸型(16cmコーン+1.9cmドーム) |
周波数特性 | 38Hz~20kHz ±3dB(中心軸から30゜以内) |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 91dB |
パワーハンドリング | 175W |
クロスオーバー周波数 | 120Hz、3.3kHz |
エンクロージャー容積 | 46リッター |
外形寸法 | 幅225x高さ910x奥行275mm |
重量 | 16kg |