オーディオの足跡

Model105/2の画像
 解説 

コンピューター解析によって開発されたリファレンスシリーズのフロア型スピーカーシステム。

Model 105/2ではコンピューター解析を用いて設計するだけでなく、生産ラインにもコンピューター管理を導入することで各パーツの品質の高安定化と均質化を実現しています。
さらに、プロトタイプと生産される105.2の全てを実測で比較テストしており、原器と製品のデータの周波数特性や出力レベル、入力感度等において全て±1dBの範囲の製品のみが検査を通り、ペアマッチングの上で出荷されました。

使用に際してModel 105/2にはリスニングウインドウと呼ばれる最適聴取範囲が設定されています。
リスニングウインドウの範囲は左右40゜、上下10゜となっており、リスニングポジションがエリア内に入るように中高域ユニットが左右±30゜、上下±7゜の範囲で自由に角度を変えられるよう設計されています。

低域にはベクストレン振動板を用いたコーン型ウーファーであるB300を搭載しています。また、中域には同じくベクストレン振動板を用いたコーン型ミッドレンジB110を搭載しています。
高域にはドーム型ツィーターT52を搭載しています。。
使用されているユニットの基本的な型名は同じですが、タイプが製造時期によって異なるようです。
また、クロスオーバーについても異なりました。

エレクトロニック・プロテクション・サーキットを搭載しており、誤って過大入力が入った場合でも自動的にスピーカーを保護します。
この回路はS-Stopと呼ばれる電子式自動保護回路で、過大入力時やボイスコイルの異常な温度上昇時に自動的に一定時間入力をコントロールしてシステムを破損から保護します。
また、アンプのオーバー出力を表示するピークレベルインジケーターも搭載しています。

エンクロージャーは2つに分割した構成となっており、低域ユニットは密閉型のエンクロージャーにマウントされ、中高域は微調整可能なヘッドアセンブリーと呼ばれる小型エンクロージャーにマウントされています。
全体の構成はリニアフェイズ構成となっています。さらに中高域のヘッドアセンブリを微調整する事でリスナーの位置で最適なステレオ・プレゼンスが得られる様に設計されています。
外観仕上げにはバリエーションがあり、下部エンクロージャーの仕上げをウォルナット、チーク、ローズウッド、ブラックアッシュの4種類から選択できました。

キャスターを装備しています。

別売りオプションとしてヘッドアセンブリーまで覆えるフルグリルがありました。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・密閉方式・フロア型
シリアルナンバー 2965まで 2966~4490 4491以降
使用ユニット 低域用: B300(SP1071)
中域用: B110(SP1057)
高域用: T52(SP1049) T52(SP1072)
クロスオーバー周波数 400Hz、2.5kHz
クロスオーバー SP1119、SP1131、SP1134、SP1135 SP1119、SP2012
周波数特性 38Hz~22kHz ±2dB(軸上2m)
-10dB(28Hz&27kHz)
指向特性 水平:10kHz ±20゜
垂直:20kHz ±5゜
偏差1dB以内
出力音圧レベル 85dB/W/m(カタログ記載)
86dB/W/m(KEFホームページ記載)
最大音圧レベル 107dB
歪率 二次高調波歪(軸上1m、音圧90dB):1%以下(50Hz~20kHz)
三次高調波歪(軸上1m、音圧90dB):1%以下(20Hz~20kHz)
インピーダンス
最大入力 200W(プログラム)
許容入力 連続正弦波
 20Vrms:20Hz~50Hz
 28Vrms以上:100~500Hz
 20Vrms以下:1kHz~2.5kHz
 7Vrms以下:4kHz~20kHz
推奨アンプ出力 40W~200W/ch(8Ω)
保護回路 S-Stop装備/70V、DC~50kHz
ピークインジケーター LED(40、50、60、80、100、125、200W)
LED(50、60、80、100、125、160、200W)入力レベル切換(別カタログ記載)
内容積 70リットル+8.5リットル
外形寸法 幅415x高さ985x奥行430mm(カタログ記載)
幅415x高さ965x奥行455mm(別カタログ記載) 奥行455mm(KEFホームページ記載)
重量 28kg(カタログ記載)
36kg(別カタログ、KEFホームページ記載)