
KEF Coda7
¥16,500(1台、1995年8月発売)
解説
リファレンスシリーズのクラフトマンがクオリティとコストパフォーマンスの限界に挑んで開発されたスピーカーシステム。
Coda7はウーファーとツィーターが逆転したレイアウトと、特長的なバスレフポートの配置を採用しています。
これは、あらゆるリスニングエリアでテストした上でデータ検証を行った結果から決定したもので、音質的にも低域の重量感や高域のスピード感、全体のバランス感等において有利となっています。
低域には13cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはパルプコーン紙を使用しており、ドープ剤を塗布することで小型スピーカーの領域を超えた優れた低域再生を実現しています。
高域には2.5cmソフトドーム型ツィーターを搭載しています。
バッフル面は素材を鋳型にガス圧で噴出することによって質量を均等化しており、軽量で剛性が高く、しっかりとユニットを固定しています。これにより外部振動やユニットごとの相互干渉を排除しています。
リアパネルもフロント素材と同様にガス圧で素材を成型しており、質量を均等化することで共振に対する配慮を行っています。また、高品位なケーブルを接続した時にもゆとりのあるデザインとなっています。
サランネットはウーファーのエッジ及びバスレフポートのエッジに取付ける方式となっており、バッフル面にサランネットを取付ける穴を排除しています。これにより穴を設けることによる周波数特性への影響を回避すると共にバッフル面のデザインをより良いものにしています。
バナナプラグにも対応したスピーカー端子を採用しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 低域用:13cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 50Hz~19kHz ±2dB 48Hz~20kHz ±3dB 42Hz -6dB |
最大許容入力 | 70W |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 91dB/2.83Vrms/m |
クロスオーバー周波数 | 3.5kHz |
内容積 | 8.5リットル |
外形寸法 | 幅180x高さ300x奥行236mm |
重量 | 3.4kg |