JUPITER JV-12W
¥16,500(1960年台頃?)
解説
ダブルベルトドライブ方式のフォノモーター。
駆動方式にはダブルベルトドライブ方式を採用しています。
この方式ではターンテーブルとモーターの間に超精密加工の中間フライホイールを設け、二重にベルトで駆動しています。これによりモーターゴロや雑音を低減しています。
駆動モーターには4極コンデンサー起動型のヒステリシスシンクロナスモーターを採用しています。
このモーターはJV-12W用に設計されたもので、大口径プーリーを使用し、超精密加工と完全なダイナミックバランスによって振動の発生を低減しています。
切換機構には180度回転のゆるやかな上下機構を採用しています。
ベルトの上下による痛みを防いでいます。
スライドスイッチによってプーリーを交換することで50Hz/60Hzの切換が可能です。
ベルトには特殊ポリウレタンゴムを内面研磨して使用しており、ベルトの凹凸による回転ムラを抑えています。
機種の定格
型式 | ターンテーブル |
ターンテーブル | 30cmアルミ合金ダイキャスト製、1.7kg |
駆動モーター | コンデンサー起動4極8コイル・ヒステリシスシンクロナスモーター |
回転切換 | 2スピード(33・1/3、45rpm)、プーリー変速 |
回転速度 | 1,600rpm +1% |
S/N比 | 65dB以上 |
ワウ | 0.09%以下 |
定格電圧 | 80V~117V、50Hz/60Hz(C容量切換スイッチ付き) |
消費電力 | 12W |
重量 | 4.4kg |