
JR(Jim Rogers) JR-149
価格不明(1台、1970年代後半頃)
解説
円筒形のエンクロージャーを採用したスピーカーシステム。
JR-149はアルミの厚板を円筒状にし、その上下に木製の蓋をして両面から締め付けた構造を採用しています。
この形は低音域の定在波が発生しにくいという利点を持っています。また、僅かに発生する定在波についても内部の吸音材によって抑えられています。
また、箱型キャビネットで見られる高音域のコーナーでの回折もありません。
低域には13cmコーン型ウーファーを搭載し、高域には2cmドーム型ツィーターを搭載しています。
外観の仕上げはチーク、ウォルナット、ローズウッドの3種類のバリエーションがありました。
別売りオプションとして専用ブラケットがありました。
このブラケットはサテンアルミ製でプラスチックの内張りを設けることでJR-149の底面が傷つくのを防いでいます。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・密閉方式 |
使用ユニット | 低域用:13cmコーン型 高域用:2cmドーム型 |
周波数特性 | 75Hz~20kHz |
最大許容入力 | 60W |
クロスオーバー周波数 | 3kHz |
外形寸法 | 直径230x高さ370mm |
重量 | 5.5kg |
別売 | 専用ブラケット |