Joseph Audio Pearl2
¥3,990,000(2台1組、2010年11月発売)
解説
Pearlの後継機としてモデルチェンジしたスピーカーシステム。
クロスオーバーやエンクロージャーの改良によってPearlを超える力強い再生を可能としています。
ネットワークのパーツ変更による設計の見直しやインピーダンスを安定する等、クロスオーバーの設計の従来のPerlよりシンプルなものとしています。
低域にはSEAS社製の20.3cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはアルミニウムコーンを採用しています。
中域にはSEAS社製の16cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
振動板にはマグネシウムコーンを採用しています。
高域にはSEAS社製の2.5cmソフトドーム型ツィーターであるSONATEXを搭載しています。
ネットワーク部にはJoseph Audioの特許であるインフィナイトスロープ・ネットワークを採用しています。
この方式ではLCRの直列/並列の組み合わせで120dB/octにも及ぶスロープを実現しています。また、アクティブフィルターやDSPを用いたものではないため、通常のクロスオーバーネットワークと同様にエンクロージャー内部に収められています。
この急峻なスロープによってユニット間の干渉を大幅に減らすと共に、メタルコーンで問題となる高周波のリンギングを取り除いています。
基板はガラス布基材/エポキシ樹脂から作られており、振動対策に配慮されています。
エンクロージャーは2ボックス分離構造となっており、中高域用と低域用が分離した構造で、それぞれバスレフ方式を採用しています。
中高域部であるサテライト部のバスレフポートは背面に設けられており、ウーファー部のバスレフポートは底面に設けられています。また、スリムなバッフル形状とすることでスピーカーのバッフル面自体に反射する事による音の乱れを抑え、より明確で正確な音場再現を可能にしています。
外観の仕上げはブラックラッカー仕上げが施されており、サイドパネルはメープルとサペリの2種類のバリエーションがありました。
脚部には専用のスパイクを装備しています。
このスパイクは高さ調節が可能となっています。
スピーカーターミナルにはカルダス社製ターミナルを採用しています。この端子はバナナプラグは使用できない設計となっています。
サテライト部にはツィーター用とミッドレンジ用の端子をそれぞれ1系統ずつ備えています。また、ウーファー部はサテライト接続用の1系統に加えてアンプ接続用に2系統装備しています。アンプ接続用の1系統は60Hz以下をカットする仕様となっています。
ジャンパーケーブルとしてWireworld製ジャンパーケーブルが付属しています。
機種の定格
型式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:20.3cmコーン型(SEAS社製)x2 中域用:16cmコーン型(SEAS社製) 高域用:2.5cmドーム型(SEAS社製) |
周波数特性 | 25Hz~20kHz |
インピーダンス | 8Ω(最小6Ω) |
出力音圧レベル | 86dB/W/m |
クロスオーバー周波数 | 120Hz、2.1kHz |
外形寸法 | サテライト部:幅285x高さ350x奥行458mm ウーファー部:幅285x高さ715x奥行458mm 全体:幅285x高さ1,150x奥行458mm |
重量 | サテライト部:16.0kg ウーファー部:40.0kg 全体:56.0kg |
付属 | 専用ジャンパーケーブル(Wireworld製) 専用スパイク/thej1projectベース B50HBx8 |