オーディオの足跡

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Pearl2の画像
 解説 

Pearlの後継機としてモデルチェンジしたスピーカーシステム。

クロスオーバーやエンクロージャーの改良によってPearlを超える力強い再生を可能としています。
ネットワークのパーツ変更による設計の見直しやインピーダンスを安定する等、クロスオーバーの設計の従来のPerlよりシンプルなものとしています。

低域にはSEAS社製の20.3cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはアルミニウムコーンを採用しています。

中域にはSEAS社製の16cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
振動板にはマグネシウムコーンを採用しています。

高域にはSEAS社製の2.5cmソフトドーム型ツィーターであるSONATEXを搭載しています。

ネットワーク部にはJoseph Audioの特許であるインフィナイトスロープ・ネットワークを採用しています。
この方式ではLCRの直列/並列の組み合わせで120dB/octにも及ぶスロープを実現しています。また、アクティブフィルターやDSPを用いたものではないため、通常のクロスオーバーネットワークと同様にエンクロージャー内部に収められています。
この急峻なスロープによってユニット間の干渉を大幅に減らすと共に、メタルコーンで問題となる高周波のリンギングを取り除いています。
基板はガラス布基材/エポキシ樹脂から作られており、振動対策に配慮されています。

エンクロージャーは2ボックス分離構造となっており、中高域用と低域用が分離した構造で、それぞれバスレフ方式を採用しています。
中高域部であるサテライト部のバスレフポートは背面に設けられており、ウーファー部のバスレフポートは底面に設けられています。また、スリムなバッフル形状とすることでスピーカーのバッフル面自体に反射する事による音の乱れを抑え、より明確で正確な音場再現を可能にしています。

外観の仕上げはブラックラッカー仕上げが施されており、サイドパネルはメープルとサペリの2種類のバリエーションがありました。

脚部には専用のスパイクを装備しています。
このスパイクは高さ調節が可能となっています。

スピーカーターミナルにはカルダス社製ターミナルを採用しています。この端子はバナナプラグは使用できない設計となっています。
サテライト部にはツィーター用とミッドレンジ用の端子をそれぞれ1系統ずつ備えています。また、ウーファー部はサテライト接続用の1系統に加えてアンプ接続用に2系統装備しています。アンプ接続用の1系統は60Hz以下をカットする仕様となっています。

ジャンパーケーブルとしてWireworld製ジャンパーケーブルが付属しています。

機種の定格
型式 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 低域用:20.3cmコーン型(SEAS社製)x2
中域用:16cmコーン型(SEAS社製)
高域用:2.5cmドーム型(SEAS社製)
周波数特性 25Hz~20kHz
インピーダンス 8Ω(最小6Ω)
出力音圧レベル 86dB/W/m
クロスオーバー周波数 120Hz、2.1kHz
外形寸法 サテライト部:幅285x高さ350x奥行458mm
ウーファー部:幅285x高さ715x奥行458mm
全体:幅285x高さ1,150x奥行458mm
重量 サテライト部:16.0kg
ウーファー部:40.0kg
全体:56.0kg
付属 専用ジャンパーケーブル(Wireworld製)
専用スパイク/thej1projectベース B50HBx8