Jordan Watts QUBIQUE
価格不明(1台、1980年頃)
解説
ウッドキャビネットと陶器を組み合わせたスピーカーシステム。
ユニットには10cmコーン型フルレンジユニットを用いたジョーダンワッツ独自のモジュールユニットを搭載しています。
モジュールユニットは振動板にアルミ合金ダイアフラムを採用しており、エッジ及びセンターに特殊処理を施すことで有害な共振を防いでいます。
また、ダイアフラムのダンパーは3本のベリリウム銅線を用いたカンチレバーサスペンションシステムを採用しており、重低音再生時の強大な振幅に対しても軽いボイスコイルが常にマグネットギャップ内に補足されるよう設計されています。
スピーカーシャーシは強固なフレームで構成されており、内部には適度の音響抵抗が施されています。これにより同一エンクロージャーに2本以上のモジュールユニットを使用しても相互干渉が起きません。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
このエンクロージャーは角に丸みをつけた堅い木枠とセラミック板で仕上げられており、陶器の持つ高い信頼度と室内調度品としての価値を高めています。
外観はライトオークとウォルナットの2色のバリエーションがありました。
機種の定格
型式 | 1ウェイ・1スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
使用ユニット | 全帯域用:10cmコーン型(Module Unit) |
周波数特性 | 25Hz~20kHz |
許容入力 | 30W |
インピーダンス | 8Ω |
外形寸法 | 幅300x高さ300x奥行300mm |
重量 | 14kg |