Jeff Rowland Concerto Pre
¥700,000(2004年発売)
解説
シンプルかつ高品位を追求しつつ比較的リーズナブルな価格を求めたプリアンプ。
最短のシグナルパス設計を実現するため、非常にコンパクトな基板を採用しています。
これにより距離の引き回しによる音質劣化を排除しています。
インプットトランスを入力部に装備することで高周波や電磁波の音楽信号に対する干渉を排除しています。
このトランスは優れた素材とコンピューターによる巻線技術によって超低域から超高域までフラットな特性を獲得しています。
電源部はシャーシ内にシールドされた構造で搭載しており、各ステージ間との干渉を低減しています。
また、高出力のパワーサプライを採用することで高音質化を図っています。
シャーシは、ハードアルミ(ANSI6061航空機グレード)ブロックをNC工作機械によって削り出し加工したものを採用しています。これはNASAなどの航空産業に精密部品を供給しているMIL認定製造工場とジェフ自身の共同設計とで、ジェフローランド工場と同じコロラドスプリングス市内で製造されています。
このシャーシ構造によって共振の影響を低減しています。
出力端子は2系統備えており、バイアンプ接続にも対応しています。
サラウンドサウンド機器を接続する場合を考慮し、バイパス端子を備えています。
ワイヤレスリモコンによって左右チャンネルのバランスコントロールが可能です。
別売りオプションとしてフォノカードがあり、アナログ再生にも対応が可能です。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
ゲイン | 20dB |
ゲインレンジ | 99.5dB、199ステップ |
周波数特性 | 10Hz~280kHz -3dB |
入力インピーダンス | バランス:40kΩ アンバランス:40kΩ |
出力インピーダンス | バランス:100Ω アンバランス:50Ω |
最大入力レベル | 15Vrms(0dBゲイン) |
最大出力レベル | 13.5Vrms |
出力ノイズレベル | 43mV(unweighted、20Hz~20kHz、0dBゲイン) |
チャンネルセパレーション | 90dB以上(20Hz~20kHz) |
位相 | Noninverting、Pin 2 Positive |
入力 | バランスXLR:2系統 XLRバイパス:1系統 RCA:3系統 |
出力端子 | XLR2系統 |
消費電力 | 7W |
外形寸法 | 幅440x高さ80x奥行354mm |
重量 | 9.8kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |
別売 | アナログ再生用フォノカード |