Jeff Rowland Concerto Integrated
¥1,020,000(2004年発売)
解説
ICEパワーを採用したプリメインアンプ。
増幅素子にはICEパワーを採用しています。
ICEパワーは高効率デバイスで、ゲインが高く、パワーサプライからのDC電流が少なくて済むため、パワーサプライのスピードと電磁波防御などの面でメリットを持っています。また、シグナルパスが極端に短い設計がされており、高調波歪や混変調歪が少ないという特長を持っています。
プリアンプ部にはコンパクトな表面実装基板を採用しており、最短のシグナルパスを実現しています。これにより高周波ノイズの影響を受けにくくグループディレイも抑えられ、混変調歪も抑えています。
インプットトランスを装備しており、高周波や電磁波による音楽信号への悪影響を排除しています。
シャーシは航空機グレードの6061ハードアルミをくり抜き加工したもので、一体構造の非共振シャーシを実現しています。
プリアンプ部とパワーアンプ部は独立したチャンバーに収められており、相互干渉を最低限に押さえています。
プリアウト端子を2系統装備しており、バイアンプ駆動にも対応しています。
また、バイパス入力を装備しており、ホームシアター用などに活用できます。
操作部にはマイクロプロセッサー制御を採用しています。
このプロセッサーは操作後5秒以内にスリープモードに戻るよう設計されており、デジタルノイズの影響を排除しています。
別売りオプションとしてフォノカードがありました。
ワイヤレスリモコンが付属しています。
機種の定格
型式 | プリメインアンプ |
出力(連続RMSW) | 250W(8Ω) 500W(4Ω) |
周波数帯域 | 5Hz~45kHz -3dB |
最大出力電流 | >35Amps |
ダイナミックレンジ | 117dBA |
THD+ノイズ(0.1W~500W、4Ω) | 0.05%以下 0.006%(1kHz) |
出力ノイズレベル | 500mV(-64dBu、20Hz~20kHz、unweighted、0dBゲイン) |
IM歪率 | 0.002%以下(19/20kHz) |
ダンピングファクター | 1000 |
ゲイン構成 | プリアンプ部:20dB パワーアンプ部:27dB |
入力インピーダンス | バランス:40kΩ アンバランス:40kΩ |
位相 | Non-inverting、Pin 2 Positive |
入力端子 | バランス:2系統(XLR) アンバランス:3系統(RCA) バイパス:1系統(XLR) |
出力端子 | スピーカー:1系統 Pre out:2系統(XLR) |
ゲインレンジ | 99.5dB、199ステップ |
消費電力 | 22W(アイドル時) 1000W(最大) |
外形寸法 | 幅440x高さ80x奥行354mm |
重量 | 12.1kg |
付属 | ワイヤレスリモコン |