JBL LE14H
¥52,000(1台、1981年頃)
解説
LEシリーズの36cmコーン型ウーファーユニット。
LE14HはLE14Aの磁気回路を新開発のSFG(Symmetrical Field Geometry=対称磁界型)に変更したものです。
SFG磁気回路ではトッププレートとポールピースの間の磁界が全くの対称となっており、従来の磁気回路に比べて第2次高調波歪を大幅に低減しています。フェライトの低歪性と相まってアルニコV磁気回路よりも低歪率を実現しています。
また、ポールピース下部にファラデーループと呼ばれる高電導率のリングを取付け、コイルインピーダンスに影響を与えることなく構造体内の相互磁束を安定させています。これにより、そこで誘起される第2次高調波歪を減少しています。
LE-Hシリーズでは磁気回路にフェライトマグネットを採用しています。特にLE14Hでは振動板に白いダンピング材が塗布されたコーン紙を採用しています。
ボイスコイルには10.2cm径の銅リボン線エッジワイズ巻きボイスコイルを採用しています。
LE14HはL222Aに使用されました。
機種の定格
| 型式 | 36cmコーン型ウーファーユニット |
| 許容入力(連続プログラム) | 200W |
| インピーダンス | 8Ω |
| 音圧レベル | 91dB/W/m |
| 周波数特性 | 35Hz~2kHz |
| fo | 28Hz |
| ボイスコイル径 | 10.2cm |
| 磁束密度 | 12,000gauss |
| エンクロージャー内容積 | 42~142リットル |
| 奥行 | 137mm |
| 重量(梱包時) | 11.3kg |
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