
JBL 2360
¥200,000(1台、1983年頃)
解説
独特の形状を持つJBLのバイ・ラジアルホーン。
このシリーズはサウンド・リインフォースメント用に開発された定指向性ホーンで、500Hzから16kHzまでの広帯域において一定の指向性をもって拡散するため、均一な軸上・軸外レスポンスが得られます。
2360は93゜x46゜の指向性を持つ近距離用としてコンピューター解析を元にして設計されたもので、最小限の使用本数で広いエリアに均一な音圧を拡散します。また、開口寸法を正方形とすることでスタック使用を容易にしています。
ホーン本体には堅牢で共振の少ないファイバーグラス強化樹脂を使用しています。また、アルミを用いたスロート部にはドライバー実装時の重心を考慮した位置にタグが設けられています。
2360/2365/2366は79.5cm角の正方形ホーンマウスを持ち、2360と2365のホーン長は同一寸法となっています。
接続するドライバーユニットは2441か2482ですが、スロートアダプター2327を用いることで2410、2425J、2461などの2.5cm径ドライバーも使用できます。
機種の定格
型式 | バイ・ラジアルホーン |
指向性(-6dBポイント) | 水平:93゜(500Hz~16kHz) 垂直:46゜(500Hz~16kHz) |
ディレクティビティ・インデックス(DI) | 10.8dB(+2.2、-1.7dB、500Hz~16kHz) |
使用限界周波数 | 300Hz |
推奨クロスオーバー周波数 | 500Hz(2425J、2441、2445J使用時) 350Hz(2482使用時) |
音圧レベル | 113dB/W/m(2441使用時) |
スロート径 | 5cm |
外形寸法 | 幅795x高さ795x奥行815mm |
重量 | 12.2kg |