
JBL XTi100
¥88,000(1台、2000年頃)
解説
六角形エンクロージャーを採用したXTiシリーズのスピーカーシステム。
低域には20cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはコルゲーションリブ入りのパルプコーンを採用しています。また、磁気回路にベンテッド・ポールピースを採用する事でボイスコイルで発生する熱を効果的に逃がしています。
中域には12.5cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
振動板にはパルプコーンを採用しています。また、コーン中央に専用設計のダストキャップを設ける事でコーンの動きを厳密にコントロールし、中音域の音質改善を図っています。
磁気回路にはウーファー同様にベンテッド・ポールピースを採用しており、パワーハンドリングを向上させています。
高域には2.5cmドーム型ツィーターを搭載しています。
振動板にはJBL独自の精密金属成形技術によるリブレス・ピュアチタンダイアフラムを採用しています。
磁気回路には軽量アルミボイスコイルとフェライトマグネットを採用しており、さらにユニット一体型のリアベンチレーション・チャンバーを設ける事で高音域に大きなパワーを持つデジタルソースへの対応を図っています。
ネットワーク部には低音域と中高音域を分割した回路を採用しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
このエンクロージャーはフロントとサイド及びリアとサイドをシームレスで一体化したワンピース構造となっており、全体をトップ、ボトム、フロントサイド、リアサイドの4ピースで構成した六角形エンクロージャーとしています。さらにリアバッフルの幅はフロントバッフルよりも狭くした不等辺形状としています。この構造によって内部の平行面を最小化し、内部定在波の発生を低減しています。また、スリムな形状とした事でフロントバッフルでの反射音を抑えています。
外観はチェリー天然木目仕上げとなっており、表面にはラッカー塗装が施されています。
バイワイヤリング接続やバイアンプ接続に対応しています。
スピーカー端子にはバナナプラグに対応した金メッキバインディングポストタイプを採用しています。
底面にスパイク取り付け用のビス受けを装備しており、付属のピンポイントスパイクが装着できます。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
ユニット等 | 低域用:20.0cmコーン型x2 中域用:12.5cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 30Hz~22kHz |
出力音圧レベル | 91dB/2.83V/m |
入力インピーダンス | 6Ω |
許容入力 | 100W(RMS) |
クロスオーバー周波数 | 300Hz、3kHz |
外形寸法 | 幅273x高さ1,130x奥行342mm |
重量 | 24.0kg 25.0kg(別カタログ記載) |