
JBL XPL90
WX、BX:¥196,000(2台1組、1989年発売)
WQ、BQ:¥240,000(2台1組、1989年発売、受注生産品)
解説
XPLシリーズのブックシェルフ型スピーカーシステム。
低域には16.5cmコーン型ウーファーを搭載しています。
高域にはミッドレンジと同じピュアチタンダイアフラムを用いた2.5cmドーム型トゥイーターを搭載しています。
内部に磁性流体を封入することで耐入力特性を改善しています。
ネットワーク部には過渡特性に優れたダブル・バイパスコンデンサー方式を採用しています。
また、内部配線材には伝送特性に優れたモンスターケーブルを採用しています。
エンクロージャーには定在波を抑えるテーパードデザインを採用しており、前面から後面にかけて台形状に絞り込んだデザインを採用することで内部定在波の発生を最小限に抑えています。
また、優れた制振効果を持つJBL独自の高密度素材リアクション・モールデッド・フォームをエンクロージャー前面のパーチクルボードに積層することにより、エンクロージャー全体の不要振動をダンピングしています。さらに、コーナーをラウンドさせることで音の回折を防止し、再生音への悪影響を徹底して排除しています。
フロントバッフルにはトゥイーターを奥にセットバックさせる独自の配置を採用しており、各音域の位相差の発生を極力抑えています。また、バッフル表面での音の一次反射による悪影響を排除するため、ユニットの周囲にJBL初のネオプレーンフォームを採用しています。
外観の仕上げはウォルナット仕上げ(WX)、ブラック仕上げ(BX)、ホワイトラッカー仕上げ(WQ)、ブラックラッカー仕上げ(BQ)の4種類がありました。WQとBQは受注生産品です。
別売りで専用のスピーカースタンドがありました。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット等 | 低域用:16.5cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 50Hz~25kHz -6dB |
出力音圧レベル | 87dB/2.83V/m |
公称入力インピーダンス | 6Ω |
許容入力 | 100W 400W(ピーク) |
クロスオーバー周波数 | 3kHz |
外形寸法 | 幅240x高さ395x奥行253mm |
重量 | 8.5kg |
別売 | スピーカースタンド MTX90(2台1組、¥38,500) |