JBL TR105
¥80,000(1台、1996年頃)
解説
TRシリーズのステージモニター用スピーカーシステム。
TRシリーズはコンサートツアーシステムやライブパフォーマンス等に向けた設計がされており、酷使にも耐えられるよう配慮されています。
TR105はステージモニターとしてだけでなく、縦置きやスピーカースタンド(MT-4612EX)を組み合わせてSR用スピーカーとしても使用できます。
低域には38cmコーン型ウーファーを搭載しています。
ボイスコイルには2.5インチエッジワイズボイスコイルを採用しています。
高域にはホーン型ツィーターを搭載しています。
ドライバーユニットにはダイヤモンドエッジを持ったピュアチタンダイアフラムを採用しています。
ホーン部にはオプティマイズドアパチャーホーンを採用しており、均一なカバーエリアを得ています。また、ホーンとバスレフポートと一体化したプラスチックバッフルを採用する事でより大きなホーンをエンクロージャー内に組み込む事に成功しています。
ネットワーク部にプロテクション回路としてSonicGuard回路が組み込まれています。
リミッターとは異なり、SonicGuard回路ではユニットを保護する事で明朗な音色を得ています。また、他の保護回路で起きるツィーターをカットしたような音になるのとは異なり聴感上影響を与えない設計となっています。この回路は自動的に動作し、電流がスレッショルドレベルに近づいた時にはクロスオーバーユニットがスピーカーに対してパワーを自然に安全なレベルに調整します。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
酷使に耐えられるようエンクロージャー表面にはカバーシートを使用しており、コーナーにはプロテクターで保護がされています。
入力端子は背面より奥まった位置に設けられており、最悪の条件下でも耐えられるよう配慮されています。
また、2個の入出力コネクターを採用しており、ループスルー接続が可能です。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式 |
使用ユニット | 低域用:38cmコーン型 高域用:ホーン型 |
周波数特性(-10dB) | 60Hz~16kHz |
指向特性 | H90゜xV45゜ |
許容入力 | 225W(連続ピンクノイズ、EIA RS426A、8時間) 900W(ピークピンクノイズ) |
出力音圧レベル | 99dB/W/m |
公称インピーダンス | 8Ω |
外形寸法 | フロアモニターポジション:幅445x高さ750x奥行440mm ステージモニターポジション:幅460x高さ750x奥行390mm |
重量 | 22.7kg |