JBL Ti2K
¥160,000(1台、1999年発売)
解説
					独自のラウンドエンクロージャーを採用したTiKシリーズのフロア型スピーカーシステム。
					
					低域にはTi10Kの中低域に用いられた16.5cmコーン型ユニットである806G-1を搭載しています。
					振動板にはポリプロピレン・コーティング・コーンを採用しており、エッジ部はコーンと一体成型された個・インジェクション・モールデッド・エッジを使用しています。
					さらに、20cmユニットクラスの大口径50mm径ボイスコイルを採用したショートニング付きSFG(シンメトリカル・フィールド・ジオメトリー)磁気回路や、テーパー加工のクーリングベント、光合成アルミダイキャストフレームを採用しています。
					
					高域には2.5cmドーム型ツィーターであるTi025Kを搭載しています。
					振動板にはJBL独自のピュアチタンダイアフラムを採用しています。補強リブを持たないドーム形状の第は恨むや、振動系の軽量化を推し進めたアルミボイスコイルと大型マグネットの採用によって30kHzを超える超高域まで伸びる周波数レスポンスを実現しています。
					また、ダイアフラムの背圧を吸収するダンピングマテリアルとバックキャビティを設け、有害な低域共振をクロスオーバー周波数の2オクターブ以下の帯域に追いやることで実使用帯域での歪を抑えています。
					
					ネットワーク部は帯域別独立構成を採用しています。
					各パーツには直流抵抗を抑えた大型コイルや高品質コンデンサなどのパッシブ素子や、ガラスエポキシ基板、伝送ロスの少ない内部配線材を使用しています。
					
					エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、全体の形状には独自のラウンドエンクロージャーを採用しています。
					これは、緩やかな傾斜を持たせたフロントバッフルと滑らかな曲線を描くサイドパネルで構成しており、エンクロージャー全体から平行面を無くしたトラピゾイド形状としています。これにより内部定在波の発生を抑え、吸音材の使用を必要最小限に留めることでスピード感のある音の再生を可能にしています。また、バッフル幅を最小・スリム化したことでハッフルの共振を排除しています。さらに曲面サイドパネルによってスピーカーの背後に回り込む音を効果的にキャンセルすると同時にエンクロージャーの表面を伝搬する振動を音質的影響の最も少ない背面のワンポイントへ導いています。
					フロントバッフルには25mm厚のMDF材を使用しています。またサイドパネルは6層重ねのMDF材を2層の突板でコンバインして曲面に仕上げあられています。
					
					ネットワーク部の帯域別構成を生かし、金メッキスピーカー入力端子をエンクロージャーの底面に装備しています。
					ネットワーク回路とはダイレクトに接続されており、付属の金メッキバスバーを任意に組み合わせることによってマルチワイヤリング接続やマルチアンプドライブへの発展が可能です。
					
					外観の仕上げはビーチ木目仕上げとセミグロスブラック仕上げの2色のカラーバリエーションがありました。
					
					別売りオプションとしてフロアスタンドがありました。
			
機種の定格
| 方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 | 
| ユニット等 | 低域用:16.5cmコーン型(806G-1) 高域用:2.5cmドーム型(Ti025K)  | 
					
| 周波数特性 | 45Hz~30kHz | 
| 出力音圧レベル | 88dB/2.83V/m | 
| 入力インピーダンス | 6Ω | 
| 許容入力 | 100W(IEC) | 
| クロスオーバー周波数 | 3kHz | 
| 外形寸法 | 幅280x高さ420x奥行420mm | 
| 重量 | 13.1kg | 
| 別売 | スピーカースタンド Ti2K Stand(2台1組、¥60,000) | 
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)
.jpg)