
JBL S4600
¥460,000(1台、2007年9月発売)
解説
JBLの歴史的銘記の流れを汲む伝統のユニット構成をベースに先進テクノロジーを融合した最新コンポーネントを搭載したスピーカーシステム。
低域にはLE14系の35cm(14inch)コーン型ウーファーであるLE14H-4を搭載しています。
このユニットはピュアパルプコーンダイアフラムの表面に塗布する独自のダンピング素材アクアプラスの量を調整することで、振動系質量を最適化しています。10cm(4inch)径コッパーボイスコイルや低歪SFG磁気回路による駆動部とのコンビネーションによって大口径フロア型システムならではの低域再生を実現しています。
中高域にはホーン型ユニットを搭載しています。
ドライバーユニットには5cm(2inch)径コンプレッションドライバーであるLE175系の最新バージョンである175Nd-3を搭載しています。
ダイヤモンドエッジを採用したピュアチタンダイアフラムの表面にアクアプラスダンピングを施すことで歪感を大幅に低減し、クリアで伸びやかな高域再生を実現しています。また、ネオジウムリングマグネットによって高い感度を得ており、容積が拡大された余裕のあるバックキャビティによって音色の深みを得ています。
超高域にはホーン型ユニットを搭載しています。
ドライバーユニットには1.9cm(3/4inch)径コンプレッションドライバーである138Ndを搭載しています。
このユニットにはエッジ一体型ピュアチタンダイアフラムやネオジウムリングマグネットを備えており、高いサウンドパワーを発揮しつつ澄んだ超高域再生を可能にしています。
中高域と超高域用として専用設計のHF/UHFコンビネーションバイラジアルホーンを搭載しています。
このホーンはProject EVEREST DD66000などの上級機にも採用されたSonoGlassを使用しています。剛性が高く共振の少ないSonoGlassホーンをアッパーバッフルと一体化し、エンクロージャー上部に強固にマウントすることで中高域だkでなく低域の再生能力にも大きなメリットを得ています。
ネットワーク部には大型空芯コイルや高品位フィルムキャパシターなど厳選されたパーツを採用しています。
また、低域用回路と中高域用回路を分離し、独立配置することで相互干渉を防止しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しています。
外装はチェリー天然木突板のセミグロス仕上げが施されています。
バイワイヤリング接続やバイアンプ駆動に対応しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
ユニット等 | 低域用:35cmコーン型(LE14H-4) 高域用:5cmドライバー(175Nd-3)+SonoGlassホーン 超高域用:1.9cmドライバー(138Nd)+SonoGlassホーン |
周波数特性 | 35Hz~40kHz -6dB |
出力音圧レベル | 91dB/2.83V/m |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 300W(RMS) |
クロスオーバー周波数 | 800Hz、8kHz |
外形寸法 | 幅420x高さ1,020x奥行324mm(グリル含む) |
重量 | 53.0kg |