JBL Model S119
¥128,000(1台、1988年発売)
解説
音の直接的な放射に拠らず、間接的な音の広がりで再生する音場型スピーカーシステム。
上部スリットの各コーナーに、水平四方に向けて2.5cm(1inch)ドーム型トゥイーターが4本設置されています。
また、低域に採用された20cm(8inchi)コーン型ウーファーはエンクロージャーに内蔵されており、垂直上方に向けて設置されています。
これにより360度全周方向へのサービスエリアを確保しています。
クロスオーバーは、ウーファーに対してのみ3kHz、-12dB/octのハイパスフィルターとし、トゥイーターはフルレンジスピーカーと同様のオールバンドパス設計としています。
低域に向けて自然に減衰するトゥイーターとそれを支えるウーファーとのクロスオーバー、エンクロージャー周辺のバスレフダクト・チューニングも相まって、良好なバランスと質感を獲得しています。
エンクロージャーはウォールナット仕上げのModel S119WX、ブラックラッカー仕上げのModel
S119BK、ホワイトラッカー仕上げのModel S119WHの3種類がありました。
スピーカー端子は底部に設定してあります。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・フロア型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:20cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型x4 |
周波数特性 | 40Hz~20kHz |
出力音圧レベル | 86dB/W/m |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 100W ピーク時:400W |
クロスオーバー周波数 | 3kHz、12dB/oct(ローカットのみ) |
外形寸法 | 幅254x高さ1016x奥行254mm |
重量 | 20.0kg |