JBL S101
¥298,000(1台、1986年発売)
解説
JBLの創立40周年を記念して、フロア型スピーカーの銘記L101 Lancerを復刻させたスピーカーシステム。
外観の印象はそのままに、JBLの技術を導入してリファインされています。
低域には30cmコーン型ウーファーである2214Hを採用しています。
コーン紙は剛性をより高く内部損失をより大きなものに仕上るため、パルプベースに独自のコーティング強化材「アクアプラス」を塗布しています。この振動板は、76mmφの大口径銅リボン線エッジワイズ巻ボイスコイルによってピストンモーションを拡大しています。
磁気回路にはSFG磁気回路を採用しており、磁界コントロールによって低歪を計っています。
高域には、ドライバー2416Hとバイ・ラジアルホーン2371の組み合わせによるホーンが採用されています。
ドライバーのダイアフラムにはピュアチタンに独自のダイアモンド構造を融合させて採用しており、分割振動を抑えています。また、ボイスコイルには軽量で導電率に優れた純アルミリボン線によるエッジワイズ巻ボイスコイルを採用しています。
バイ・ラジアルホーン2371は音響理論によって新たに開発されたもので特殊な形状により、水平・垂直方向に90゜x40゜の指向特性を得ています。
エンクロージャーはトッププレートに大理石を採用し、エンクロージャーの共振を大幅に抑えた構造となっています。
また、フロントグリルはJBLの伝統の木工技術による手彫り組子のものが採用されています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型(2214H) 高域用:ホーン型(2416H+2371) |
周波数特性(±3dB) | 35Hz~16kHz |
指向特性(水平x垂直) | 90゜x40゜ |
音圧レベル(1W、1m) | 92dB |
インピーダンス | 8Ω |
許容入力 | 150W(連続プログラム) |
クロスオーバー周波数 | 900Hz |
エンクロージャー容積 | 53.5L |
外形寸法 | 幅445x高さ629x奥行320mm |
重量 | 29.1kg |