
JBL L110A
¥165,000(1台、1980年発売?)
解説
L110のマイナーチェンジモデルにあたるスピーカーシステム。
低域には25cmコーン型ウーファーLE111Hを搭載しています。
このユニットには歪を大幅に低減した強力磁気回路や、最適な質量・剛性を実現する独自の制動剤を裏面に塗布したコーン紙を採用しています。
中域には13cmコーン型スコーカーLE5-10を搭載しています。
硬質コーン紙や2.2cm径ボイスコイルなどで構成されており、大入力時でも歪の少ない再生を可能にしています。また、完全密閉型バックキャビティによってウーファーとの背面干渉を防いでいます。
高域には2.5cmドーム型トゥイーター033を搭載しています。
振動板には、フェノール樹脂含浸の2枚のリンネルをしようしており、軽量化と堅牢性を兼備させることで指向特性や過渡特性を改善しています。特に指向特性は20kHzで90゜を実現しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、縦一列のユニットレイアウトを採用することで音像定位の改善を図っています。
ブラックとブラウンの2種類のグリルカラーがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:25cmコーン型(LE111H) 中域用:13cmコーン型(LE5-10) 高域用:2.5cmドーム型(033) |
指向特性 | 90゜(20kHz) |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 89dB/W/m |
許容入力 | 75W(連続プログラム) |
クロスオーバー周波数 | 1kHz、4kHz |
外形寸法 | 幅362x高さ597x奥行286mm |
重量 | 24kg(梱包時) |