JBL 4873
¥840,000(1台、1988年頃)
解説
コンサートシリーズのスピーカーシステム。
4873は4870スピーカーファミリーのシステムで、4872のユニット構成を基本にツィーターを追加したトライアンプ駆動構成となっています。
4870ファミリーはHi-Fiサウンドを必要とするSRおよび音楽再生用に開発されました。4870ファミリーには4870、4871、4872、4873の4種類のバリエーションがあり、それぞれユニット構成が異なりました。
低域には38cmコーン型ウーファー2225Hを2個搭載し、中域にはフラットバイラジアルホーン2385Aとピュアチタン4インチ系ダイアフラムを用いたドライバーユニット2445Jを搭載しています。
また、高域にはホーン型ツィーター2404Hを2個搭載しています。
エンクロージャーには強度に優れた高密度樺積層合板を採用しており、表面にはグラスファイバー強化プラスチック処理を施すことで優れた耐久性を獲得しています。また、エンクロージャーの側面は15゜のテーパー形状にカットされており、複数本を扇状に配置することで極めて広いサービスエリアを獲得できます。
フライング用に14個の埋め込み金具を装備しています。
コンサートシリーズには運搬用ロードケースや各種スピーカー取付用金具等の豊富な専用オプションがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:38cmコーン型(2225H)x2 中域用:ホーン型(2445J+2385A) 高域用:ホーン型(2404H)x2 |
周波数特性 | 35Hz~21.5kHz -10dB 45Hz~19kHz ±3dB |
インピーダンス | LF:4Ω HF:16Ω VHF:16Ω |
許容入力(連続) | LF:800W HF:150W VHF:80W |
最大出力音圧レベル(連続) | 134dB/m |
水平指向性 | 60゜ |
外形寸法 | 幅750x高さ1,260x奥行500mm |
重量 | 102kg |