JBL 4851
¥820,000(1台、1988年頃)
解説
コンサートシリーズのモジュラー型式高出力スピーカーシステム。
4851は4850スピーカーファミリーのシステムで、4850をベースにツィーターを追加した構造となっています。
4850スピーカーファミリーには4850、4851、4852、4853という4種類のバリエーションがあり、それぞれユニット構成が違いました。
低域には30cmコーン型ウーファー2204Hを2個搭載しています。
また、中域にはホーン2380Aとドライバー2445Jを用いたホーン型ユニットを搭載しており、高域にはホーン型ツィーター2404Hを2個搭載しています。
エンクロージャーには強度に優れた高密度樺積層合板を採用しており、グラスファイバー強化プラスチックの表面処理を施すことで優れた耐久性を確保しています。さらにエンクロージャー側面は22.5゜のテーパー形状にカットしており、複数本を扇状に配置することで極めて広いサービスエリアを獲得できます。
8個のフライング用埋め込み金具を装備しています。
コンサートシリーズには運搬用ロードケースや各種スピーカー取付用金具等の豊富な専用オプションがありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・5スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型(2204H)x2 中域用:ホーン型(2445J+2380A) 高域用:ホーン型(2404H)x2 |
周波数特性 | 40Hz~21.5kHz -10dB 50Hz~19kHz ±3dB |
インピーダンス | LF:4Ω HF:16Ω VHF:16Ω |
許容入力(連続) | LF:600W HF:150W VHF:80W |
最大出力音圧レベル(連続) | 130dB/m |
水平指向性 | 90゜ |
外形寸法 | 幅620x高さ990x奥行440mm |
重量 | 65kg |