JBL 4660
¥560,000(1台、1985年頃)
解説
ユニークな形状を採用したSR用スピーカーシステム。
4660は小ホールや会議場、イベント会場などで、四角い部屋のすみずみまで均一な音圧レベルが得られるようにコントロールされており、特殊な指向特性を持っています。
高域にはディファインド・カバーレッジ・ホーンと2425Jを組み合わせたホーン型ユニットを搭載しています。
ディファインド・カバーレッジ・ホーンは特異な形状をしており、部屋の前方に対して110゜、後方に38゜の変形したパターンを持つよう設計されています。これにより天井からやや斜めに吊り下げた時にフロア上にちょうど四角いサービスエリアが描かれ、従来のスピーカーでは3本以上の高域ホーンを必要としたスペースを1台でカバーできます。
サービスエリアは幅と奥行の比が2:2.75の四角い部分を基準としていますが、スピーカーの吊り下げ角度を変えることによって様々な寸法比の場所に対応させることができます。
低域には38cmコーン型ウーファー2225Hを搭載しています。
エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、ウーファーを正面にマウントしたレイアウトとなっています。これによって部屋の後部でも良好な周波数バランスを確保しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・天井設置型 |
使用ユニット | 低域用:38cmコーン型(2225H) 高域用:ホーン型(ホーン+2425J) |
周波数特性 | 40Hz~15kHz -10dB 80Hz~12kHz ±4dB |
許容入力 | 150W(連続プログラム) |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 99dB/W/m(500Hz~2.5kHzにおける平均値) |
クロスオーバー周波数 | 800Hz |
外形寸法 | 幅607x高さ1,076x奥行518mm |
重量 | 61.2kg |