JBL 4344M
¥248,000(1台、2000年発売)
解説
JBLのスタジオモニター4344MKIIをダウンサイズし、ブックシェルフ型のミドルサイズモニターとしたスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファーを搭載しています。
振動板にはペーパーコーンを採用しています。また、フレームにはアルミダイキャストフレームを採用し、磁気回路には強力な低歪率磁気回路を採用しています。
中低域には16cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
振動板にペーパーコーンを採用すると共に、エッジにはダブルハーフロール・クロスエッジを採用しています。また、フレームにはアルミダイキャストフレームを採用しています。
中高域にはホーン型ミッドハイを搭載しています。
ドライバーユニットの振動板には25mmピュアチタンダイアフラムを採用しており、アルミダイキャスト製エクスポネンシャルホーンと指向エリアを拡げる音響レンズを組み合わせています。
高域には2.5cmリング型ツィーターを搭載しています。
振動板にはピュアチタンダイアフラムを採用しており、インナー/アウターのホーンギャップから高域を高密度かつエネルギッシュに放射します。
ネットワーク部はセパレートネットワークを搭載しており、低域と中低音域以上とを独立の回路基板で構成しています。
回路はバイパスコンデンサーを用いた低損失構成となっており、ユニット間のクロスオーバーを最適化し、低音域から高音域までスムーズなエネルギーレスポンスを実現しています。
中低音域以上にはアコースティック環境に応じて出力音圧レベルを帯域別に独立して調整できる連続可変アッテネーターボリュームを搭載しています。
エンクロージャーはツインポートを備えたバスレフ方式を採用しています。
板材には25mm厚の重量級MDF材を使用しています。また、コーン振幅の大きいウーファーユニットに対しては、アルミダイキャストクランパーを用いた5点ビス締めとし、バッフル面に強固にマウントしています。
入力端子は低音域用と中低音域以上用に分離した構成となっています。
端子には金メッキスピーカー端子を採用しており、金メッキバスバーで連結させた通常接続のほか、バイワイヤリング接続、パッシブバイアンプドライブにも対応しています。
機種の定格
方式 | 4ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型(JF235H) 中低域用:16cmコーン型(JF125H) 中高域用:2.5cmドライバー(JF425H)+ホーン+音響レンズ(JF305H/L) 高域用:2.5cmリングラジエーター(JF405H) |
周波数特性 | 32Hz~50kHz |
インピーダンス | 6Ω |
出力音圧レベル | 93dB/2.83V/m |
許容入力 | 100W(RMS) |
クロスオーバー周波数 | 500Hz、2.3kHz、10kHz |
外形寸法 | 幅430x高さ720x奥行397mm(グリル含む) |
重量 | 39.0kg |