JBL 4320
1971年発売
4320:¥392,800(1台、1973年頃)
4320WX:¥413,400(1台、1973年頃)
解説
2ウェイ構成のスタジオモニター。
低域には38cmコーン型ウーファー2215Bを搭載しています。
このユニットにはJBLが開発した成形気泡リング・エッジを採用することで1.27cm以上のコーン振動が可能です。また、最低共振周波数も20Hzとなっています。
高域にはドライバー2420とホーンレンズ2391で構成されたホーン型トゥイーターを搭載しています。
2420には0.05mm厚のジュラルミン合金製ダイアフラムを採用しており、4オクターブ以上の広帯域再生を実現しています。また、純銀製インピーダンス・コントロール・リングの働きによって可聴周波数の最高域まで輻射効率を高めています。
このドライバーにホーンレンズ2391を装備することで指向特性を改善しています。2391は38゜の角度で6.3mm間隔で並べた11枚の傾斜プレートからなり、レンズ正面は正確に計算された双曲線カーブとなっています。
エンクロージャーは19mm厚の一枚板を用いた構造となっています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:38cmコーン型(2215B) 高域用:ホーン型(2420+2391) |
周波数特性 | 40Hz~15kHz ±3dB |
指向特性 | 45゜x120゜ |
最大許容入力 | 60W(RMS) 120W(連続プログラム) |
インピーダンス | 8Ω~16Ω |
感度 | 97dB(新JIS) |
クロスオーバー周波数 | 800Hz |
外形寸法 | 幅610x高さ760x奥行510mm |
重量 | 39kg |