JBL 4312SX
¥115,000(1台、2000年頃)
解説
中高音域のパワーレンジを飛躍的に拡大し、DVD AudioやSACDなどへの対応を図ったスピーカーシステム。
低域には30cmのホワイトコーン型ウーファーである2213Hを採用しています。
75mm径の銅リボンエッジワイズ巻ボイスコイルを使用しており、SFG(シンメトリカル・フィールド・ジオメトリー)磁気回路や、アルミダイキャストフレームを採用しています。
また、振動板にはアクアプラスコーティング・パルプコーンを採用し、エッジにはアコーディオン・プリーツ・エッジを使用しています。
中域には12.5cmのピュアチタン・インバーテッドドーム・ミッドレンジの904Ti-1を採用してます。
ピストンモーション領域を拡大するため、振動板を逆ドーム形状に成型するとともに、分割振動の発生を抑えるためにバランスドライブ設計の37mmボイスコイルを採用しています。
磁気回路にはネオジウム・マグネットによる内磁型を採用しており、アルミダイキャストフレームによるバケット構造や、バックプレッシャーを逃がすベンテッド・センターポールピースと相まって、トランジェント特性と分解能を向上させています。
高域には25mmリプレス・ピュアチタンドーム・トゥイーターであるTW025Tiを搭載しています。
利プレス成型のピュアチタン・ダイアフラムに、コッパー・コーティングを施した軽量アルミボイスコイルを採用しています。
さらに、ダイアフラムの熱を逃がすと同時に制振効果を高めるフェローフルイド・ダンプを採用しています。
ブックシェルフ型として多様な使い方に対応できるよう、中域/高域独立の連続可変アッテネーター・ボリュームを装備しています。
エンクロージャーはバスレフ構造のツインポート式を採用しています。
また、フロントバッフルに25mm厚MDF材を使用することでバッフル強度を高めるとともに、中高域ユニットをフラッシュマウント化することでユニット間の位相と回折をコントロールしています。
外装はウォールナット仕上げとなっています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット等 | 低域用:30cmコーン型(2213H) 中域用:12.5cm逆ドーム型(904Ti-1) 高域用:2.5cmドーム型(TW025Ti) |
周波数特性 | 40Hz~50000Hz±0dB |
出力音圧レベル | 93dB(2.83V/1m) |
インピーダンス | 6Ω |
許容入力 | 150W(RMS) |
クロスオーバー周波数 | 900Hz、3800Hz |
外形寸法 | 幅362x高さ597x奥行299mm |
重量 | 20.0kg |
別売 | スピーカースタンド JS-50(1台、¥25,000) |