JBL 4311B/4311BWX
1979年発売
4311B:¥154,000(1台、1980年頃)
¥135,000(1台、1981年頃)
4311BWX:¥159,000(1台、1980年頃)
¥140,000(1台、1981年頃)
解説
世界のスタジオや放送局で使用された4311の3代目にあたるスピーカーシステム。
低域には30cmコーン型ウーファー2213Hを搭載しています。
このユニットには、JBL独自の白いダンプ剤を塗布した白いコーン紙や7.5cm径銅リボン線エッジワイズ巻きボイスコイル、4.7kgの低歪率磁気回路などを採用しており、最低共振周波数22Hzを実現しています。
中域には13cmコーン型スコーカーLE5-10を搭載しています。
硬質コーン紙を15,000ガウスの磁気回路と2.2cm径ボイスコイルで駆動することで、スムーズな周波数特性と広い指向特性を獲得しています。
高域には3.6cmコーン型トゥイーターLE25-2を搭載しています。
中域と高域用にそれぞれ独立したレベルコントロールを搭載しています。
このレベルコントロールはフロントグリルを装備したままでも調整できるデザインとなっています。
フロントバッフルは、小スタジオや調整室での吊下げ使用を想定し、スコーカーとトゥイーターを下部に配したユニットレイアウトを採用しています。
外観はグレー仕上げとウォルナット仕上げの2種類がありました。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型 |
ユニット | 低域用:30cmコーン型(2213H) 中域用:13cmコーン型(LE5-10) 高域用:3.6cmコーン型(LE25-2) |
再生周波数帯域 | 45Hz~15kHz ±3dB |
指向特性 | 90゜ |
インピーダンス | 8Ω |
出力音圧レベル | 91dB/W/m |
許容入力 | 40W(RMS) |
クロスオーバー周波数 | 1.5kHz、6kHz |
エンクロージャー容積 | 40L |
外形寸法 | 幅362x高さ597x奥行298mm |
重量 | 20kg |