JBL 240Ti
¥278,000(1台、1984年頃)
解説
Tiシリーズのフロア型スピーカーシステム
低域にはアクアプラス複合コーンによる38cmSFGウーファーであるLE14H-1を採用しています。
中域には13cm特殊ポリプロピレンコーンユニットの104Hを搭載しています。
ポリプロピレンをベースに、特殊な充填剤によって大幅に合成を高めながら、ポリプロピレンと同じ内部損失を維持しています。
高域にはピュアチタンダイアフラムを用いた044Tiトゥイーターを搭載しています。
高圧窒素ガスの過流を吹き付けるという独自の技術によって25ミクロン厚のドーム成型を実現しており、日本の折り紙細工にヒントを得たダイヤモンドエッジパターンと補強リブを組合わせて優れたレスポンスを獲得しています。
中域と高域にそれぞれ2段切換えのスイッチ式レベルコントロールを搭載しています。
エンクロージャーは、回折効果による影響を考慮しラウンドバッフルを採用しており、素材には高密度パーチクルボードが用いられています。また、表面仕上げは天然チーク仕上げとなっています。
さらに、グリル枠での反射によるレスポンスの乱れを防ぐため、独自のフローティング構造を用いたフローリンググリルを採用しています。
入力端子には金メッキ処理が施されており、ネットワーク回路とパーツ、特注配線材にも音質を重視したものを採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:36cmコーン型(LE14H-1) 中域用:13cmコーン型(104H) 高域用:ドーム型(044Ti) |
周波数特性 | 30Hz~27kHz -6dB |
許容入力(ピンクノイズ) | 150W |
インピーダンス | 8Ω |
クロスオーバー周波数 | 900Hz、4kHz |
出力音圧レベル | 89dB/W/m |
外形寸法 | 幅457x高さ930x奥行335mm |
重量 | 38.6kg |