
JBL 7124B
¥240,500(1975年頃)
解説
周囲の雑音や騒音に対しPAシステムの音量を自動的に調整するAGCアンプ。
周囲の騒音レベルが絶えず変動する空港や街頭などでの使用に適しています。
7124Bでは周囲の騒音をマイクによってサンプリングし、これを基準にして出力レベルを20dBまで変化させています。
コントロール回路はプログラム・レベルを連続的に変化させるため、不自然なステップ効果はありません。
マイクはハイ・インピーダンスのダイナミック型またはセラミック型のものを使用します。ロー・インピーダンス・マイクを使用する場合は5901マイク・トランスを追加します。
50kΩのハイレベル不平衡入力回路も搭載しており、5195マッチング/ブリッジトランスを使用することで15kΩ平衡ブリッジあるいは600Ωマッチング入力に変換できます。
7124Bはプリアンプとパワーアンプの間に設置して使用し、最大出力レベルは+10dBmとなっています。
5195を使用することで600Ω平衡出力も得られます。
機種の定格
型式 | AGCアンプ |
ゲイン | 0dB with full sensing signal -20dB with no sensing signal |
最大出力レベル | +10dB |
再生周波数帯域 | 20Hz~20kHz ±1dB |
アタックタイム | 1 second for 10dB increase 3 seconds for 20dB increase |
ディレイタイム | 1 second for 10dB decrease 3 seconds for 20dB decrease |
外形寸法 | 幅483x高さ89x奥行152mm |
重量 | 3.6kg |