
JBL 5234A
¥140,000(1983年頃)
解説
スタジオモニターやサウンド・リインフォースメント用に開発されたデュアルチャンネル・エレクトリック・クロスオーバーネットワーク。
5234Aでは2ウェイ(ステレオ)か3ウェイ(モノ)のマルチアンプが可能です。
連続可変型の高域レベルコントロールを備えています。
クロスオーバー周波数は別売のフィルター基板を挿入して決定します。12dB/octで8種類、18dB/octで3種類のフィルター基板があります。また、その他の周波数についてはそれぞれの遮断特性に対応したブランク基板を使用します。
ブランク基板ではコンデンサーや抵抗の取り付けによって任意の周波数が設定できます。使用するパーツは誤差5%未満のマイラーコンデンサーと1/4ワット・誤差5%未満の抵抗が推奨されています。
機種の定格
型式 | チャンネルディバイダー | ||
ゲイン | 0dB(パスポート) | ||
クロスオーバー周波数 | プラグインモジュール式(別売) クロスオーバーポイント -3dB±10% |
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減衰特性 | 12dB/oct、18dB/oct(プラグインモジュールによって決定) | ||
全高調波歪率 | 0.5%(20Hz~20kHz、定格出力時、カタログ記載) 0.01%(+18dBv、>100kΩ負荷、テクニカルマニュアル記載) |
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周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.5dB | ||
SN比 | 90dB以上(20Hz~20kHz、バンドパスフィルター使用) | ||
チャンネルセパレーション | 70dB以上(20Hz~20kHz) | ||
定格出力 | 6.2V(+18dBv、0dBv=0.775Vrms(1mW、600Ω負荷) | ||
入力インピーダンス | 50kΩバランス | ||
負荷インピーダンス | 600Ω以上 | ||
出力インピーダンス | 47Ω(カタログ記載) 50Ω(アンバランス、テクニカルマニュアル記載) |
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入力 | スクリュータイプターミナル 6.3mmホーンジャック、3回路バランス入力 |
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出力 | スクリュータイプターミナル 6.3mmホーンジャック、2回路アンバランス出力 |
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電源 | AC100~120V/200~240V、50Hz/60Hz | ||
消費電力 | 6W | ||
外形寸法 | 幅483x高さ44x奥行194(209)mm(1EIA標準ラックサイズ) | ||
重量 | 1.8kg | ||
別売 |
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クロスオーバーフィルター基板
型番 | クロスオーバー周波数 | ||
52-5121 | 250Hz、12dB/oct | ||
52-5122 | 500Hz、12dB/oct | ||
52-5123 | 800Hz、12dB/oct | ||
52-5124 | 1.2kHz、12dB/oct | ||
52-5125 | 5kHz、12dB/oct | ||
52-5127 | 7kHz、12dB/oct | ||
52-5130 | 1kHz、12dB/oct | ||
52-5140 | スタジオモニター4343専用、300Hz、12dB/oct | ||
52-5120 | ブランクフィルター基板、12dB/oct | ||
周波数 | コンデンサー | 抵抗 | |
50Hz 70Hz 100Hz 200Hz 300Hz 400Hz 600Hz 700Hz 900Hz 1kHz 1.1kHz 1.5kHz 2kHz 2.5kHz |
0.22μF 0.22μF 0.22μF 0.12μF 0.082μF 0.055μF 0.039μF 0.032μF 0.027μF 0.022μF 0.022μF 0.012μF 0.012μF 0.0082μF |
10kΩ 7.5kΩ 4.7kΩ 4.7kΩ 4.7kΩ 5.1kΩ 4.7kΩ 5.1kΩ 4.7kΩ 5.1kΩ 4.7kΩ 6.2kΩ 4.7kΩ 5.6kΩ |
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51-5130 | ブランクフィルター基板、18dB/oct | ||
51-5132 | 500Hz、18dB/oct | ||
51-5133 | 800Hz、18dB/oct | ||
51-5138 | 80Hz、18dB/oct | ||
51-5145 | 290Hz、18dB/oct |