
JBL 5234
¥120,000(1978年頃)
解説
デュアルチャンネル(ステレオ)の2ウェイ分割または、シングルチャンネル(モノラル)の3ウェイ分割に用いるチャンネルディバイダー。
遮断特性は12dB/octで、連続可変型の高域レベルコントロールを備えています。
クロスオーバー周波数は別売のフィルター基板を挿入して決定します。
通常使用する7種類の周波数についてはそれぞれの基板があり、その他の周波数については52-5120ブランクカードを使用します。
52-5120ブランクカードは、別表に示すコンデンサーや抵抗の取り付けによって任意の周波数が設定できます。使用するパーツは誤差5%未満のマイラーコンデンサーと1/4ワット・誤差5%未満の抵抗が推奨されています。
5234ではステレオ再生用として各カードにつき2枚必要です。
フィルター基板は初期は12dB/octの52シリーズのみが販売されていましたが、その後18dB/octの51シリーズも販売されました。
1EIA標準ラックに収納が可能です。
機種の定格
型式 | チャンネルディバイダー | ||
クロスオーバー周波数 | プラグインモジュール式(別売) | ||
減衰特性 | 12dB/oct | ||
全高調波歪率 | 0.5%(20Hz~20kHz、定格出力時) | ||
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.5dB | ||
SN比 | 90dB | ||
利得 | 0dB(パスボード使用) | ||
定格出力 | 6.2V | ||
入力インピーダンス | 50kΩ | ||
出力インピーダンス | 47Ω | ||
電源 | AC120V/240V、50Hz/60Hz | ||
外形寸法 | 幅483x高さ44x奥行194mm | ||
重量 | 3kg | ||
別売 |
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クロスオーバーフィルター基板
型番 | クロスオーバー周波数 | ||
52-5121 | 250Hz、12dB/oct | ||
52-5122 | 500Hz、12dB/oct | ||
52-5123 | 800Hz、12dB/oct | ||
52-5124 | 1.2kHz、12dB/oct | ||
52-5125 | 5kHz、12dB/oct | ||
52-5127 | 7kHz、12dB/oct | ||
52-5140 | スタジオモニター4343専用、300Hz、12dB/oct | ||
52-5120 | ブランクフィルター基板、12dB/oct | ||
周波数 | コンデンサー | 抵抗 | |
50Hz 70Hz 100Hz 200Hz 300Hz 400Hz 600Hz 700Hz 900Hz 1kHz 1.1kHz 1.5kHz 2kHz 2.5kHz |
0.22μF 0.22μF 0.22μF 0.12μF 0.082μF 0.055μF 0.039μF 0.032μF 0.027μF 0.022μF 0.022μF 0.012μF 0.012μF 0.0082μF |
10kΩ 7.5kΩ 4.7kΩ 4.7kΩ 4.7kΩ 5.1kΩ 4.7kΩ 5.1kΩ 4.7kΩ 5.1kΩ 4.7kΩ 6.2kΩ 4.7kΩ 5.6kΩ |
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51-5130 | ブランクフィルター基板、18dB/oct | ||
51-5132 | 500Hz、18dB/oct | ||
51-5133 | 800Hz、18dB/oct | ||
51-5145 | 290Hz、18dB/oct |