JBL SE400S
¥178,000(1970年頃)
解説
40Wx2の出力を持つシリコントランジスタパワーアンプ。
SE408Sとは内部の仕様はほぼ同じとなっています。
SE408Sでは正面パネルだった部分がリアパネルになっており、全体にカバーがついた構造になっており、全面パネルの中央のアクリル部からイコライザーボードが見える構造になっています。
リアパネルはトランジスタの放熱器も兼ねた設計となっています。
Energizerと呼ばれる方式が採用されています。
この方式では、内部にプリント配線ボードがあり、この基板は、JBLのスピーカーシステムに応じて数種類の回路が用意されており、挿しかえることによりパワーアンプとスピーカーを含めた周波数特性(型番によってはダンピングファクターも)を、理想特性にコントロールするイコライザーともなっています。
JBLの一部のスピーカーの、エンクロージャー背面にある切りかけにはSE408をはめ込むためにあります。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
実効出力 | 40W+40W(8Ω) |
周波数帯域 | 3Hz~20000Hz |
入力感度 | 0.8~3V |
S/N比 | 90dB |
全高調波歪率 | 0.15%(40W) |
ダンピングファクター | 27(8Ω) |
使用半導体 | トランジスタ:22個 ダイオード:20個 |
外形寸法 | 幅378x高さ110x奥行160mm |