JAMO Concert V
¥80,000(1台、1989年頃)
解説
JAMO独自の技術を投入して開発されたコンサートシリーズのトールボーイ型スピーカーシステム。
コンサートシリーズは150Hzから4kHzまでをWARMレンジを再生する帯域として重視して設計されています。
低域には16.7cmポリプロピレンコーン型ウーファーを搭載し、中域には16.7cmポリプロピレンコーン型ミッドレンジを搭載しています。
ConcertVではフロントにミッドレンジ、バックにウーファーを搭載しており、それぞれ背面合わせの形で同一軸に取り付けて互いのコーン運動の振動を相殺しています。
高域にはJAMOが開発した超合金製の2.5cmハードドーム型トゥイーターを搭載しています。
ネットワーク内部には高品質のオーディオケーブルを採用しています。
エンクロージャーには一体成型のフロントボードであるNCCフロントボードが使用されています。
このNCCフロントボードの全面は特殊プラスチック板で覆われており、プラスチック板の内部には特許のNCC材質(共振を防ぐ特殊加工の防振材)が入っています。このNCC材質がスピーカーのコーン運動で発生する共振をシャットアウトし、箱鳴きを抑えています。
フロントグリルは薄いメタルプレートで作られており、NCCフロントボード内部に埋め込まれたマグネットで装着します。
背面のスピーカーターミナルには、バイワイヤリングに対応し24金メッキ処理が施されたバナナプラグ対応ターミナルを採用しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・トールボーイ型 |
ユニット等 | 低域用:16.7cmコーン型 中域用:16.7cmコーン型 高域用:2.5cmドーム型 |
周波数特性 | 30Hz~22kHz |
インピーダンス | 6Ω |
定格入力 | 110W 160W(ミュージック) |
IEC入力 | 55W |
クロスオーバー周波数 | 150Hz、3.5kHz |
内容積 | 54リットル |
外形寸法 | 幅245x高さ800x奥行275mm |
重量 | 19.0kg |