
INFINITY Kappa Center-B
¥95,000(1台、1999年頃)
解説
Kappa100やKappa90などのKappaシリーズ用に設計されたセンタースピーカー。
低域には13cmコーン型ウーファーを2個搭載しています。
振動板にはカーボンファイバーの含有率を高めた長繊維のカーボンとケブラーファイバーを用いたAPG
Plusコーンを採用しており、軽量かつ高剛性を実現しています。
中域には非磁性マグネシウムシャーシ構造を採用した8cmコーン型ミッドレンジを搭載しています。
このユニットではコーン外周のサスペンションに低質量ゴム材を使用しており、高域の優れた内部ダンピング特性と機械特性を実現しています。また、ベンチレート加工したポールによって優れた放熱効果を得るとともに圧縮効果を最小限にとどめています。
高域には上級機種のIRS-Epsilonにも使用されている特殊型トゥイーターEMIT-Bを搭載しています。
このユニットの軽量ボイスコイルは堅牢で防水、耐伸加工した軽量ダイアフラムの前面にエッチングされており、ダイアフラムの両サイドにはプッシュプル構造でネオジウムマグネットが配されています。ボイスコイルがダイアフラム全面をカバーしているため駆動力はダイアフラムに均等に加えられ、均一化されたピストン運動を実現し、ダンピング効果も増しています。
さらにEMIT-Bでは実質無重量の動体部品を使用しており、45kHzを超える高域再生と測定不能の低歪を実現しています。
エンクロージャーには台形状の構造を採用しており、素材には高密度・低共振パーティクルボードを使用しています。
外観の仕上げはオーク仕上げとなっています。
また、受注生産(1ヶ月)モデルとしてブラックタイプもありました。
ボイスマッチングスイッチを搭載しています。
機種の定格
方式 | 3ウェイ・4スピーカー・バスレフ方式・センター型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:13cmコーン型x2 中域用:8cmコーン型 高域用:特殊型(EMIT-B) |
周波数特性 | 70Hz~45kHz ±2dB |
クロスオーバー周波数 | 600Hz、4kHz |
感度 | 88dB/2.8V/1m |
入力インピーダンス | 6Ω |
推奨アンプ出力 | 10W~150W |
外形寸法 | 幅509x高さ230x奥行270mm |
重量 | 12.5kg |