オーディオの足跡

Kappa 6.2iの画像
 解説 

2代目Kappaシリーズのスピーカーシステム。

低域にはIMGコーンを用いた新開発20cmコーン型ウーファーを搭載しています。
IMGコーンはポリプロピレンの特長を維持しつつ軽量・高剛性化を図った振動板で、グラファイトファイバーとポリプロピレンの複合材で構成されており、高温・高圧の射出成型で作られています。このコーンではグラファイト繊維は中心から外周に向かって放射状に配列されるため、コーンの無変形動作領域が大きく、コーンのブレークアップの無い優れた性能を得ています。また、ポリプロピレンとグラファイトファイバーを組み合わせることによって不要共振の無い優れたダンピングと高い強度を確保しています。
さらに、運動中のピストンに強度を付加する特殊設計形状のカービィリニアコーンや、新設計の反転ダストキャップによる強度向上を採用しており、ハイパワー状況下でもコーンの変形を最小に抑えた動作を実現しています。
二代目KappaシリーズではIMGコーンをさらに改良しており、約10%の軽量化と約5%の固さ向上を実現しています。また、軽量・耐熱カプトン材ボビンや綿糸線を用いたボイスコイル引出線を採用しています。
Kappa6.2iのウーファーユニットはfoが45Hzとなっています。

中域には新設計の7.6cmドーム型ミッドレンジを搭載しています。
このユニットは初代Kappaシリーズで採用されたポリドームを改良したもので、新開発の超薄膜(0.3mm)のソフト・ポリプロピレン合成のダイアフラムを使用しています。この新ポリドームではQの低いドーム状のダイアフラムを大口径エッジ巻きボイスコイルによってドーム外周から駆動しています。
また、ドーム後面にアルミメッシュのディフューザーが付け加えられています。このディフューザーはドーム状のダイアフラムに負荷をかけずに後面波による周波数特性の乱れを抑える役割を持っており、よりフラットな周波数特性と低歪化を実現しています。
さらに、ドーム後面に放射された音響エネルギーは特殊構造の磁気回路中央からバックキャビティに導かれ、背面音圧による影響を排除しています。

高域にはインフィニティ独自の平面型トゥイーターであるEMIT-Rを搭載しています。
EMIT-Rでは平面ダイアフラムに極薄のカプトン膜を使用しており、その表面に環状のボイスオイルをフォトエッチングしています。このダイアフラムに特殊形状の磁気回路を組み合わせることで直接ダイアフラムを駆動しており、山や谷の少ない平坦な特性と広指向特性、低歪率を実現しています。

中高域にレベルコントロールを搭載しています。

エンクロージャーには内部定在波の影響を最小に抑えるためコラム状の多角形エンクロージャーを採用しています。また、素材には高密度、低共振パーティクルボードを用いることで自然な響きを得ています。
外観はハニーオーク仕上げが施されています。また、内部にもオーク突き板が施されています。

バイワイヤリングに対応しています。

スパイクが付属しており、部屋に合わせてチューニングできます。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・フロア型
使用ユニット 低域用:20cmコーン型
中域用:7.6cmドーム型
高域用:平面型(EMIT-R)
周波数特性 45Hz~35kHz ±2dB
入力インピーダンス
出力音圧レベル 89dB/2.8Vrms
許容入力 200W
クロスオーバー周波数 500Hz、4.5kHz
外形寸法 幅305x高さ940x奥行252mm
重量 18.6kg
付属 スパイク