Hartley Concertmaster VI
¥445,000(1台、1970年頃)
¥658,000(1台、1970年代中期頃)
解説
コンサートマスターシリーズの大型スピーカーシステム。
コンサートマスターシリーズでは同一のコーン構造とコーン材(ポリマーコーン)を用いたスピーカーユニットを使用しています。これにより音の繋がりを良くし、クロスオーバー周波数やその付近で出る異なる音質による違和感を防いでいます。
ポリマーコーンは布のベースにつけられており、固く耐久性に富み、湿気を受けつけないため、自然な再生音が得られています。また、同心リングとラジアルリブが設ける事でより正確なピストンモーションを追求し、コーン周辺部での曲がりやエッジ揺れを防いでいます。さらにコーン外周周辺には共鳴の無い高い柔軟性を持つシリコンラバーを採用しています。
磁気回路にはマグネティック・サスペンションを採用しています。これはボイスコイルのボビンに磁性体を持たせる事でコーンの復元力を改善しているもので、低域のトランジェント特性を改善すると共にfoを低くする事に成功しています。
低域には60cmコーン型ウーファーである224MSGを搭載しています。
中域には25cmコーン型ミッドレンジとして220MSGを搭載しています。
高域には17.5cmコーン型ツィーターである207MSGを搭載しています。
超高域にはドーム型ツィーターであるDT/8を搭載しています。
エンクロージャーは中域と高域の部分は密閉構造となっており、ウーファー部分は後面解放となっています。これによりウーファーの空気圧から逃れると共に、24インチウーファーを通常計算値の半分のサイズのエンクロージャーに収めています。
素材には20mm厚の高密度パーチクルボードを使用しており、ネジ止め接着や支柱で補強した構造となっています。
内部の吸音材にはサウンドソーバーを採用しています。これは特殊な織物タイプのグラスファイバーと高密度の布タイプの2つの素材で構成されています。材料の使用量は計算されており、これを同心円状に巻いて入れています。
外装はウォルナット仕上げが施されています。
機種の定格
| 方式 | 4ウェイ・4スピーカー・フロア型 |
| ユニット等 | 低域用:60cmコーン型(224MSG) 中域用:25cmコーン型(220MSG) 高域用:17.5cmコーン型(207MSG) 超高域用:ドーム型(DT/8) |
| 周波数特性 | 16Hz~25kHz |
| インピーダンス | 16Ω |
| 最大入力 | 30W |
| クロスオーバー周波数 | 300Hz、3kHz |
| 外形寸法 | 幅725x高さ1,000x奥行450mm |
| 重量 | - |