harman/kardon Rabco ST-7
¥210,000(1976年頃)
解説
リニアトラッキング方式を採用したレコードプレイヤー。
トーンアーム部にリニアトラッキング方式を採用しています。この方式では、トーンアームがカッターヘッドと全く同じ直線動作をするため、トラッキングエラーが皆無となっています。
垂直動作支点には、独自開発の摩擦損失が少ないrolamiteベアリングを採用しています。
リニアトラッキング方式の問題点であったカートリッジの交換が可能です。
カートリッジ交換時のトーンアームの着脱に際しても、アース端子を長くしてあるため、本体への取り付けが簡単で、さらに一瞬の雑音を防ぎます。
ターンテーブル部にはDCサーボモーターによるベルトドライブ方式を採用しています。
フェザータッチ式の速度切換スイッチを採用しています。
また、33・1/3から45、45から33・1/3への切換えは、一旦ストップスイッチを触れてから行うことでモーター及びベルトへの過負荷を防いでいます。
機種の定格
型式 | リニア・トラッキング方式レコードプレイヤー |
モーター | ブラシレスホール効果DCサーボモーター |
駆動方式 | ベルトドライブ |
ターンテーブル | 30cmアルミダイキャスト製、1.1kg |
SN比 | 76dB(DIN45544) |
ワウ・フラッター | 0.04%以下(NAB) 0.09%以下(DIN-B) |
ターンテーブルランブル | 68dB(DIN-B) |
速度偏差 | ±0.3% |
トラッキングエラー | 0゜ |
スケーティングフォース | 0 |
垂直摩擦 | 0 |
水平摩擦 | 0 |
オーバーハング | 0 |
トーンアーム実効質量 | 6g |
外形寸法 | 幅419x高さ157x奥行413mm |
重量 | 10.1kg |