Goldmund MIMESIS 22 Signature
¥6,300,000(2006年10月発売)
解説
2001年12月に発売したMIMESIS 22 MEの後継機としてゴールドムンドの進化を投入して開発したプリアンプ。
電源部を独立させた2BOX構成を採用しており、電源部が回路部に与える影響を排除しています。
また、トランスまで独立させた左右独立電源とし、さらにプリアンプ回路部と制御部系もアイソレーションバッファーによって分離させています。
回路構成にはゴールドムンドのプリアンプとして初めてフルバランス回路構成を採用しています。さらに入力端子から出力端子にいたる回路部を左右チャンネルで基板から分離した完全モノラルコンストラクションを採用することで、L/Rの回路間での電気的・物理的干渉を徹底的に排除しています。
シングルエンド入力では初段のバッファで逆相信号を作り、バランス回路に入力しています。
アッテネーター回路部に新開発のゴールドムンドボリュームを採用しています。
この回路は16bitのラダー型DACをアナログボリューム回路に応用したもので、各ビットは16個の電流スイッチとして動作し、各ビットにそれぞれ重み付けされた抵抗値を持たせることにより、65,536通りのボリュームレベルを作り出しています。音量調査はボリュームノブの位置を検出してCPUで16個の電流スイッチを制御することでボリュームコントロールを行っています。
これによりクロストークや左右のレベル誤差など、従来のアナログボリュームの欠点を取り除いています。
MIMESIS 22 Signatureではこのゴールドムンドボリュームを左右プラスマイナス独立して合計4基使用しています。
内部レイアウトは、入力端子から出力端子にいたる回路部を左右チャンネルで完全に基板を分離した完全モノラルコンストラクション
ディスプレイの照度を変えるディマー機能を搭載しています。また、ディスプレイの表示時間をセットアップで指定することができます。
ディスプレイに表示させる各チャンネル名をセットアップでカスタマイズすることができます。
各入力チャンネル毎に個別にゲイン設定が可能です。
プロセッサーパススルーモードを各チャンネルに設定できます。
リモートコントロールユニットが付属しています。
機種の定格
型式 | コントロールアンプ |
入力端子 | アンバランス入力:7系統(RCA端子)、3系統はスイッチ設定によりバランス入力に切換可能 バランス入力:最大3系統(XLR端子 2番HOT)、入力端子5/6/7をスイッチ設定によってバランス入力に切換 |
出力端子 | アンバランス出力:3系統(RCA端子) バランス出力:3系統(XLR端子 2番HOT) |
テープアウト端子 | 2系統(RCA端子) |
アブソリュートフェイズ切換 | 0゜/180゜ |
出力レベル/インピーダンス | 1.55Vrms/50Ω |
入力感度/インピーダンス | 100mV/39kΩ |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0dB 0.2Hz~1.2MHz ±3dB |
全高調波歪率 | 0.0002%以下 |
セパレーション | 105dB(20Hz~20kHz) |
S/N比 | 95dB以上(0.01Hz~10MHz) 100dB以上(Weighted ASA A) |
最大消費電力 | 70W |
外形寸法 | 本体部:幅440x高さ140x奥行375mm 電源部:幅440x高さ80x奥行300mm |
重量 | 本体部:20kg 電源部:10kg |
付属 | リモートコントロールユニット |