
GAS AMPZILLA
¥499,000(1976年頃)
解説
マランツやダイナコ、ハドレー、SAEなどでアンプ設計を行っていたジェームス・ボンジョルノが自身のブランドであるGASで最初に発表したステレオパワーアンプ。
アンプジラの回路は入力から出力段までが全てDC結合となっており、さらにそれらの回路が全て完全プッシュプル構成となっています。そして、入力段からドライバー段までは伝送特性を重視したA級増幅とし、出力段だけはパワーを重視してB級増幅とすることでハイパワーと低歪率化を図っています。
出力トランジスタの保護回路はダイナミック型のショートサーキットプロテクションと温度ブレーカーを併用した構成となっており、過負荷やショートなどに配慮しています。
機種の定格
型式 | ステレオパワーアンプ |
実効出力 (両ch駆動、20Hz~20kHz) |
200W+200W(8Ω負荷) 125W+125W(16Ω負荷) |
全高調波歪率 | 0.05%以下 |
混変調歪率 | 0.05%以下 |
入力感度 | 1.6V R.M.S.(定格出力時) |
入力インピーダンス | 7.5kΩ |
周波数特性 | 20Hz~20kHz ±0.1dB 1Hz~100kHz ±1dB |
立ち上がり特性 | 0.001%以下 |
スルーレイト | 40V/μsec |
ノイズレベル | 100dB以上(最大出力時) 112dB(R.F.フィルター挿入時) |
外形寸法 | 幅445x高さ178x奥行229mm |
重量 | 22.7kg |