FOSTER/FOSTEX FE103
¥1,980(1個、1972年頃)
¥2,800(1個、1976年頃)
¥3,300(1個、1992年頃)
解説
フォステクスの伝統を活かしたFEシリーズの10cmコーン型フルレンジユニット。
非常に長い期間販売されました。
ロールエッジや、耐熱性で効率の良いボイスコイルを採用しており、フルパワーでも低歪を実現しています。
70年代頃までは16Ωと8Ωの2種類のバリエーションがありましたが、その後8Ωだけ生産が継続されました。
発売当時からFE-103の磁気回路強化型としてFE-103∑もラインナップされていました。
※FE-103は販売期間中に仕様変更が何度か行われているようです。
最初期~70年代前半のFE-103はマグネット背面からボルトが露出した設計となっています。その後マグネット部とラベルが変更され、その後はFostexラベルへと変更されていっています。
最初期のカタログでは推奨エンクロージャーの設計が異なりました。
-
※上は最初期の周波数特性(軸上50cm)です。
測定方法が違うため能率が大きく異なります。
機種の定格
方式 | コーン型フルレンジスピーカー |
口径 | 10cm |
インピーダンス | 8Ω 16Ω(1976年頃) |
最低共振周波数 | 80Hz |
再生周波数帯域 | fo~18kHz |
出力音圧レベル | 96dB/W/50cm(1968年頃) 88dB/W/m(1972年頃) 89dB/W/m(1976年頃) |
入力 | 15W(Mus.) 10W(最大、1968年カタログ記載) |
Mo | 1.85g(1968年頃) 2.7g |
Qo | 0.3(1968年頃) 0.35 |
実効振動半径(a) | 4.0cm |
マグネット重量 | 193g |
磁束密度 | 10,000gauss(1968年頃) 11,000gauss |
総磁束 | 29,000maxwell(1968年頃) |
標準エンクロージャー方式 | バスレフ型(6リットル) 8.5リットル(1976年頃) |
総重量 | 630g |
エンクロージャー寸法図、上は60年代のもので下は90年代のものです。
後期のFE-103
初期の詳細寸法図