オーディオの足跡

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GZ80の画像
 解説 

注文生産用として入念に仕上げ調整されたスピーカーシステム。

低域にはエッジレスタイプの20cmコーン型ウーファーSLE20Wを搭載しています。
このユニットはアコースティック・ローパスフィルターやプッシュプル形ダブルダンパーなどの技術を組み合わせたSLE方式を採用しており、低いfo、歪巻の少ない音質、高耐入力を実現しています。

中域にはドーム型スコーカーFS70Dを搭載しています。
このユニットはエッジレスウーファーやハイコンプライアンスウーファーと組み合わせることを想定して設計されています。

高域にはRP方式を用いたリボン型ツィーターFT3RPを搭載しています。
RP(Regular Phase)方式は平面コイル振動板を用いた方式で、振動板の全面が同一位相で動く全面駆動方式となっています。基本構造は同じ極同士を対抗させた一対の磁気回路の間に極めて薄い高密度平面コイル振動板を特殊な支持方式で保持しており、振動板全体が均一に駆動されるようになっています。振動系の質量が小さく、均一で駆動されるためコンデンサ型の音質を確保しつつ力強さやダイナミックレンジの広さを獲得しています。

エンクロージャーにはバスレフ方式を採用しており、外観はホワイト仕上げが施されています。
1976年のカタログと1979年のカタログではツィーター部の仕上げが異なっていました。
ページ上部に掲載されたものは1979年のカタログのもので、ページ下部に掲載されているものが1976年のものになります。

機種の定格
方式 3ウェイ・3スピーカー・バスレフ方式・ブックシェルフ型
使用ユニット 低域用:20cmコーン型(SLE20W)
中域用:ドーム型(FS70D)
高域用:リボン型(FT3RP)
インピーダンス
周波数特性 35Hz~50kHz
出力音圧レベル 90dB/W/m
入力 100W(Mus)
内容積 45リットル
外形寸法 幅350x高さ635x奥行300mm
重量 23kg(1976年カタログ記載)
25kg(1979年カタログ記載)