JMLAB DAL-3.1s
¥80,000(1台、1995年頃)
解説
Decoupled Anti-resonant Lineという独自の構造を採用したスピーカーシステム。
低域には12.7cmコーン型ウーファーを搭載してます。
このユニットはダイアフラムに独自のネオフレックス樹脂を使用しており、パラレルで動作するノーメックス・フォーマー採用25mmデュアル・ボイスコイルと100mm口径マグネットで構成された磁気回路でドライブしています。
高域には2.5cm逆ドーム型トゥイーターを搭載しています。
ダイアフラムには、JMラボ独自のチタン二酸化物であるTIOXIDを7μ厚でコーティングした逆ドーム型チタン振動板を採用しています。これによって許容入力を向上させるとともに、表面波が同心円状にスムーズに伝播していくよう配慮されています。
また、指向性と音波放射を補正するため、正面にはディフューザーが設けられています。
エンクロージャーにはDAL(Decoupled Anti-resonant Line)という独自の方法論を採用したバスレフ構造となっています。
DAL-3.1sでは、剛性の高いMDF材を厚さ19mmで使用した内容積20.6リットルのエンクロージャーを採用しており、その上部1/3をウーファー背面のキャビティとしています。そして、このキャビティは折り曲げられた独自のスーパー・チューンド・バス・ロードに続いています。このロードは全長約1.8mで、キャビネット背面下部のポートまで続いており、吸音材などを用いずに豊かな位相差の無い低域レスポンスを得られるようチューニングがされています。
また、キャビネット底部に砂を充填することで低域共振を抑えるとともに、全体の剛性アップを図っています。
入力端子はバイワイヤリングに対応しています。
スパイクが付属しています。
機種の定格
型式 | 2ウェイ・2スピーカー・DAL式バスレフ方式 ・トールボーイ型・防磁設計 |
使用ユニット | 低域用:12.7cmコーン型 高域用:2.5cm逆ドーム型 |
周波数特性 | 40Hz~23kHz -3dB(軸上) |
公称インピーダンス | 4Ω |
最大入力 | 75W |
出力音圧レベル | 89dB/2.83V/m |
クロスオーバー周波数 | 3kHz、18dB/oct. |
入力端子 | バイワイヤリング接続対応 バナナプラグ仕様 |
外形寸法 | 幅170x高さ970(スパイク含まず)x奥行220mm |
重量 | 15kg |
付属 | スパイク |