THE FISHER 600T
価格不明(1964年頃)
解説
トランジスタを採用したFMステレオマルチ総合アンプ。
チューナー部にはニュービスタによるGolden Synchrodeフロントエンドを使用しており、高感度化を図っています。
IF段と検波段はIF5段とリミッター5段で構成されており、レシオ検波を採用しています。
ステレオビーコン方式のオートマチックスイッチを搭載しており、FMステレオ受信時には自動的にステレオ再生に切換わります。
ミューティング回路を搭載しています。
チューニングを行いやすくするため、7インチのダイヤルスケールを採用し、さらに指針の先にランプを装備しています。
また、チューニングメーターを搭載しています。
テープモニターが可能です。
ハイカットフィルターとローカットフィルター、トーンコントロール、ラウドネスコントロールなどの機能を搭載しています。
モノモードスイッチを搭載しています。
機種の定格
型式 | マルチ総合アンプ |
<FMチューナー部> | |
受信帯域 | 88MHz~108MHz |
感度(S/N 30dB) | 1.8μV |
イメージ妨害比 | 65dB(100MHz) |
ステレオセパレーション | 40dB |
<アンプ部> | |
出力 | 100W |
周波数特性 | 5Hz~50kHz +0 -2dB |
ハム、ノイズ | -90dB |
トーンコントロール | Bass:32dB(Total、50Hz) Treble:26dB(Total、10kHz) |
ローフィルター | 50Hz、-3dB 40Hz以下、12dB/octスロープ |
ハイフィルター | 5kHz、-3dB 6kHz以上、14dB/octスロープ |
入力感度 | Phono lo:2.8mV Phono Hi:5.5mV Tape Head:1.8mV Aux lo:210mV Aux hi:380mV Tape monitor:800mV |
<総合> | |
消費電力 | 50W |
外形寸法 | 幅425x高さ130x奥行302mm |
重量 | 14.1kg |