ESS amt1b
価格不明(1台、1970年代頃?)
解説
ハイルドライバーやパッシブラジエーターを採用したフロア型スピーカーシステム。
amt1bでは、amt-monitorと全く同じユニットとネットワークを採用しており、高域にハイルドライバー、低域に30cmコーン型ウーファーと30cmパッシブラジエーターを搭載しています。
ハイルドライバーは、強力な磁界の中にテフロン製アコーディオンプリーツが置かれており、プリーツの各ひだの側面にエレメント(導電帯)が埋め込まれた構造となっています。
このエレメントに信号が印加されると電流が流れ、ひだの動きによって空気を圧縮して音を空間に放射します。
この動作によりボイスコイルが直接空間に音を放射するため、優れたダンピング特性と低歪率を実現しています。
低域に採用された30cmウーファーのコーンには、BBCの技術者により開発された、パルプと異質で、ポリスチレン化合物のベクストレンが使われています。
パッシブラジエーターは、ウーファーのすぐ後面に直列に作動するように配列され、低域再生を改善しています。
機種の定格
方式 | 2ウェイ・2スピーカー・パッシブラジエーター方式・フロア型 |
使用ユニット | 低域用:30cmコーン型 高域用:ハイル・ドライバー パッシブラジエーター:30cmコーン型 |
周波数特性 | 35Hz~23kHz ±3dB |
出力音圧レベル | 90dB/W |
許容入力 | 375W Clean Power |
クロスオーバー周波数 | 1kHz |
外形寸法 | 幅413x高さ895x奥行413mm |
重量 | 39.6kg |