ELEKIT TU-898
キット:¥60,000(1台、1996年頃)
完成品:¥75,000(1台、1996年頃)
解説
真空管300Bの持ち味を最大に引き出すよう設計されたモノラルパワーアンプ。
エレキットのキットとして初めてモノラルアンプとして設計されており、回路や電源から起こる信号干渉や電源干渉を排除しています。
直流点灯を採用しており、交流方式では避けられない低音域での音の濁りを排除しています。
NFB回路とノンNFB回路をキット制作時に選択できるよう工夫がされています。
また、出力インピーダンスも4Ωと8Ωの選択を可能にしています。
入力端子には金メッキ端子を採用しています。また、信号経路には金メッキリードの抵抗、電源部には大容量コンデンサ、電源ケーブルには脱着式の極太ケーブルを採用するなど、パーツを吟味する事でアンプの安定したドライブを実現しています。
電源トランスには最上級のオリエントコアを採用しています。
鉄芯に焼きを丹念に入れてコイルリングする事で高い磁束密度を確保し、中低域を中心に音に厚みを持たせる事でより豊かな表現を可能にしています。
回路にはプリント基板を採用しており、組立時のミスを極力回避出来る設計としています。
脚部には点支持方式を実現するためにオリジナルのインシュレーターを採用しています。
さらに、3点支持と4点支持が選べる設計となっています。
機種の定格
型式 | 管球式モノラルパワーアンプ |
定格出力 | 6.0W(8Ω、連続出力) |
定格入力 | 約2.2V |
入力インピーダンス | 50kΩ |
S/N比 | 75dB |
周波数特性 | 15Hz~50kHz -3dB |
使用真空管 | 300B:1本 6SL7GT:1本 |
電源電圧 | AC100V、50Hz/60Hz |
消費電力 | 40W |
外形寸法 | 幅202x高さ205x奥行380mm(突起物を含む) |
重量 | 約7.5kg |